ハッチィのつぶやき-NEC_0230.jpg
本日の日経夕刊記事だ。
2011年、日本のエネルギー自給率が前年より6ポイント下がって13%だったてさ。
よく読んだらIEA(国際エネルギー機関)は原子力発電を自前のエネルギーにカウントするんだって…。
日本でウランが採れるんだろうか?
答えは採れません(正確に言うとウランの鉱脈はあるが採算が取れない)。経産省 資源エネルギー庁、2007年発行の白書にちゃんと書いてあります。1998年以降は全量輸入に頼っていると(それまでは岐阜や岡山で少し採れていた)。
国内でウランの濃度を上げることはあっても、ウラン原料を輸入無しで賄えないというのは自明のこと。

さらにIEAのファティ氏は「日本は自給率の低下により、エネルギー調達環境の不安定さが浮き彫りになり、燃料の国際価格変動に左右されやすくなって産業活動への影響も懸念される」って言っている。
まるで天然ガスや原油は価格変動しやすく、ウランは変動しないみたいな言い方だ。
あれあれ~、変だぞ?
たしか数年前、世界がこぞって原発建設に舵を取った時ウランの相場が上昇したっけなあ。

さらにファティ氏は続けてこう言う「日本には原発が必要だ!」

…。(絶句)

これでよ~くわかった。IAEは原子力産業の息がかかっており、日経はその発言を批判することなく掲載する新聞だと!