オーストラリアで、ある男が「自分の人生」をオークションに出して、70万円で落札された。
自分の名前、電話番号、自分の友人の紹介、特技のサーフィンや逆立ちを教えてくれるらしい。

これは売春とは違うんだろうが、売った本人も自分自身の価値がたったの70万円って悲しまなきゃいけないのに、名無しになるってのにノリノリらしい。

でも購入した人も大変だよ。
だって名前も電話番号も友人も全部自分のものになるんだから・・・

購入者「さあ、今日から俺は人生ダブルネームで生きてゆく!なんか、ある時はA、ある時はBみたいでカッコイイじゃん!!」
さっそく新しく獲得した電話番号にTELが・・・
電話口「もしもし、町金融だけどさ、あんた早く借金返してよ、1,000万円」
購入者「いや~その借金は僕じゃないんですけど...」
電話口「テメ~、名義はテメ~になってんだよ!!今から押しかけちゃうぞコラ!!」
購入者「は、はい!すいません。なんとか少しずつ返済します!」
そして夜、やっと寝静まった頃、TELが・・・。
購入者「はい、もしもし、もしもし?」
電話口「・・・・・・・」
購入者「もしもし、どちら様ですか?」
電話口「・・・・・・・ウンコ!!」
5分に1回の終わらないイタ電地獄。
購入者「もう1人の俺はどんだけ嫌われてんだよ...」
すると夜中の3時だというのに家のドアをドンドンと叩く音が...
購入者「どちら様ですか?」
新しい友人「お~い!!開けてくれよ!飲も~ぜ!!」
購入者「もう~、こんな時代に勘弁してよ。ちょっと勝手にお菓子食べないでよ」
新しい友人「お前、俺に恋の相談とかしてこいよ。とりあえずコーラ買ってきて!」
購入者「ちょっとポテトチップス食べた手でゲームのコントローラー触らないでよ!ちょっとしれ~っとジュータンで手を拭かないでよ!」
新しい友人「お前細け~こと言うなよ。とりあえず今日泊めてくれよ。俺、今家ないからさ。あとお金100万くらいでいいから貸してくれよ。じゃおやすみ!」
購入者「あ~俺のフトンに寝ないでよ。風呂も入ってないし、手まだべたべただし!」
新しい友人「やべ~、やっちゃった!俺またおねしょしちゃった。今年で54歳なのに。しかも量多め!!でもなんか形は世界地図っぽい!」
購入者「帰れーー!!」

・・・買う方も買う方だけど自分の大切な人生売っちゃダメだよ。
俺は人生売らずに毎回こんな感じでしょーもない話をダラダラとして油を売ってます。