この間マレーシアで33歳の男性と104歳の女性が結婚したらしい。
女性はさほど貯金があるわけでもなく、金目的ではなく純粋に愛し合っての形らしい。
すばらしい!恋に年齢なんて関係ない。世界一の姉さん女房だ。
しかも男性は初婚で女性は21回目の結婚。お互いカッコイイと思うが、特に嫁さんの貪欲さとガッツはすばらしい!

所詮、年齢なんて人間の記号に過ぎない。人によってはそれぞれ退化速度が違うからだ。
例えば、50歳と言っても若々しい人もいれば年寄りみたいな人もいる。

俺は今、30歳だが特に自分の年齢を意識したことがない。
東京にいたら結婚の意識が希薄になる。だから地元の同級生がほとんど結婚しているという話を聞く度に「みんな大人じゃん」って感じでびっくりする。でも田舎じゃそれが結構当たり前の話でみんな立派に働いて家族を守る責任感を抱いて生きている。俺なんて今も自分のことで精一杯で、人生において責任感なんてゼロだから情けない。
そんなことだから未だに俺は年甲斐もなく、うまい棒の新しい味が出れば飛びついて買ってしまうし、ちょうちょが飛んでいれば夢中でどこまでも追いかけてゆく。
その反面、全く俺のことを知らない初対面の人に会うと、「46歳くらいですか?」と言われるし、何も言ってないのに、不憫な人生を送っているように見られ「人生あきらめずにがんばって!」と励まされる。
事実、俺はジーパンよりももひきの方がよく似合う。

だから「少年の心」というよりも「精神が未熟すぎるじいさん」が今の俺だろう。

最近、顔だけがどじゃなく、体全てが土色になってきた。
今は簡単に土と同化できそうな気がする。
俺は世界一土色が似合う男に成長した。
ベストドレッサー賞やベストジーニスト賞みたいにベスト土色賞っていうのが出来れば、俺は余裕で20年は誰にも負ける気がしない。