私が常に考えていたこと。
それは、初めましての人でも、混乱した人でも、
この人は安全で安心だと思ってもらうには
自分がどんな立ち振る舞いや心持ちでいるべきか、という事。
きっかけは、病院で看護助手をしている時のこと。
時々全身麻酔が原因で混乱される方がいらっしゃった。
一度、とても大変な方がいて、
誰のことも信じてくださらない状況下で、
最終的に私がその人に寄り添うことで落ち着いていただいたことがある。
これって存在感、なんならオーラの話でもあるかもしれない。
海のようなおだやかな。
波の音のような落ち着き。
とはいえ、行動レベルだったり、姿形だったりでできる事は何かを
いろいろと考えながら接していた。
服装、髪型、笑顔などの表情、話し方、声のトーン、声の出し方、
身振り手振り、その人との距離感、立ち位置、
歩き方、歩く速さ、話題にすること、などなど。
そして、優しい話し方ではありながら、
自分はあなたの味方であるということを
誠実に、根気強く伝え続けること。
少しずつ距離を近くしたり、肩や腰に手をおいたり、
場合によっては脈の速さと同じテンポでとんとんしたり。
(これは子どもを落ち着かせる時にやっていたことです)
これからも、私が安全安心であることを伝えるために
あるべき自分の在り方を研究し続けたい。