子供は育つ。当たり前のことだ。でも、それって少し寂しいと、最近感じ始めている。
先日の運動会で、小学校高学年の女の子たちをみて愕然とした。
4年生でちょいと小柄なうちの長男は135センチ32キロぐらいで、保育園のときの延長のような外見で、中味もまだまだ「ザ・小学生」なのだが、女子を見ると、4年といえどももう150センチぐらいあるような子も多く、とても大人っぽい。
1年生の娘は、やっぱり小柄で120センチ弱で22キロぐらいだが、これがあと3年もしたら、もしかしたら軽く140センチくらいになって、下手したら6年生ぐらいでは、(私は153センチしかないから)抜かれてしまうかもしれない・・・。なにしろ、自分もいわゆる「でっかい小学生」で6年生の時はほぼいまの体型だったし・・・。
それに、ここのところ、娘のヒステリーの質も少し変わってきて、いわゆる
「ああいえばこういう」返答が多く、なんともカチンと来るのだ。
それでも、抱っことかしてあげると、すごくうれしそうにぎゅーっとしてくるから、ああ、1年生だからとしっかりしなさいと言うばかりじゃなくて、まだまだハグが足りないのだな、などとも感じたり。
一緒に運動会を見ていた4年・1年男の子と4歳娘という3人の子どもをもつママが、娘の髪をなでながら
「このくらいでずーっといてほしいきもするよね・・・」とぽつり・・・。
うちはまだ、3歳の怪獣がいて、怪獣だからあばれるんだけどかわいくてかわいくてしょうがない。これが1年生とかになったら、もちろん自分は楽になるのだが、本当に寂しくてたまらないかもしれない・・・。
よく、大家族スペシャルを見ていて、
「また赤ちゃんがほしくなる」
と言っているが、ちょっとわかる気がする・・・。
ちょうどいまはまって読んでいるイギリスの推理小説の主人公のアラン・バンクス主席警部シリーズでも、最初のころは小学生だった2人の子供が成長して独立していく。このシリーズが好きなのは、起きる事件やストーリーももちろんだが、そうしたアラン・バンクスの年のとり方や心情がなんだか少しわかってしまうところにもある。
最新作では、ついに妻からの離婚の申し出に同意してしまうアランです。(といってもアランもちゃんと恋愛してるんですけど)
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長男のチームがついに初勝利。ピッチャーをやっている長男がピンチだとしても、何ができるわけではない。むしろ「お母さんがいる方が緊張するかも」というので、ひゅうまのねーちゃんのようにひっそりと見守る私・・・。また、2,3年もすれば、娘はわたしよりずっとバレエもピアノもうまくなるだろう。ステージでフェッテでまわるのをはらはらしながら見守るのか・・・。
こうして、子供の成長に喜びながらも、ちょっとした寂しさと闘う母でした。
秋だからかなー。