長男が毎日、音読で宮沢賢治の「アメニモマケズ」と大きな声で暗唱している。
なんだか、毎回、引き込まれるように聞いてしまう。
特に最後の
「ホメラレモセズ クニモサレズ サウイウモノニワタシハナリタイ」
というところを聞くと、
「ほんとに、そういう人に、お母さんもなりたいよ・・・」
としみじみ言ってしまう。
「ほめられもせず、くにもされず」
それが全然平気な人になれたら、本当にいいなあ。
私は、あまり物欲がなく、お金や物はどうでもいいが、
こと、自分に対しての評価については、すごい貪欲だ。
どうしても、何かをやったのであれば評価されたいし、、
常に誰かに私という存在を知っていてほしいと思ってしまう。
だからこそ、ここまでやってこれたと思う反面、
引退後はこうした
「ほめられもせず、くにもされず」
そういう境地に達したいものだと思うのだが・・・。
読書メモ
数学的にありえない〈上〉/アダム ファウアー
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なかなかおもしろいミステリー。「未来予知」をテーマに、いろいろな登場人物が交錯して一つの結論に向かっていく。テンポがものすごく速くて、「マトリックス」を本で読んでいるみたいだった。
しかし、オチは私としてはいまいち。欧米人にはあのオチでいいが、日本人の宗教観からいうと、ちょっと無理があったかなー。
でも、久々に夜子どもが寝てから続きを読みたい!と思う、なかなかの良書で、いっきに読んでしまいました。
追加メモ
テレプシコーラの10巻が泣ける!とバレエ仲間から聞いたので急いで買って読みましたが・・・。
泣けるというより、うーむそう来たか・・・と山岸涼子の世界観に改めてうなった感じです。つ、辛すぎる・・・。
これで1部完だそうです。
- 舞姫(テレプシコーラ) 10 (10)/山岸 凉子
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バレエ漫画でいうと、大好きな「SWAN」の続きの「まいあ」(レオンと真澄の娘が主役)なのですが、あまりにも進行が遅すぎるー。
- まいあ Maia SWAN act II 1/有吉 京子
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