長男が毎日、音読で宮沢賢治の「アメニモマケズ」と大きな声で暗唱している。

なんだか、毎回、引き込まれるように聞いてしまう。


特に最後の


「ホメラレモセズ クニモサレズ サウイウモノニワタシハナリタイ」


というところを聞くと、

「ほんとに、そういう人に、お母さんもなりたいよ・・・」

としみじみ言ってしまう。


「ほめられもせず、くにもされず」


それが全然平気な人になれたら、本当にいいなあ。

私は、あまり物欲がなく、お金や物はどうでもいいが、

こと、自分に対しての評価については、すごい貪欲だ。


どうしても、何かをやったのであれば評価されたいし、、

常に誰かに私という存在を知っていてほしいと思ってしまう。

だからこそ、ここまでやってこれたと思う反面、

引退後はこうした

「ほめられもせず、くにもされず」

そういう境地に達したいものだと思うのだが・・・。


読書メモ

数学的にありえない〈上〉/アダム ファウアー
¥2,200 Amazon.co.jp

なかなかおもしろいミステリー。「未来予知」をテーマに、いろいろな登場人物が交錯して一つの結論に向かっていく。テンポがものすごく速くて、「マトリックス」を本で読んでいるみたいだった。

しかし、オチは私としてはいまいち。欧米人にはあのオチでいいが、日本人の宗教観からいうと、ちょっと無理があったかなー。

でも、久々に夜子どもが寝てから続きを読みたい!と思う、なかなかの良書で、いっきに読んでしまいました。


追加メモ

テレプシコーラの10巻が泣ける!とバレエ仲間から聞いたので急いで買って読みましたが・・・。

泣けるというより、うーむそう来たか・・・と山岸涼子の世界観に改めてうなった感じです。つ、辛すぎる・・・。

これで1部完だそうです。

舞姫(テレプシコーラ) 10 (10)/山岸 凉子
¥651
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バレエ漫画でいうと、大好きな「SWAN」の続きの「まいあ」(レオンと真澄の娘が主役)なのですが、あまりにも進行が遅すぎるー。

まいあ Maia SWAN act II 1/有吉 京子
¥630
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