前橋の講演でいただいた質問のうちで、
「小学校のキャリア教育は必要か」
という問いについて、うまく答えられなかったなあ、と
帰りの車中でいろいろと考えていました。

小学生に必要なキャリア教育は

①職業への興味を持たせること。
②基礎力につながる「力」を養成すること
③「働くこと」の意味を教えること

の3つの視点があるのかあ、と思います。

①は地元の商店街に行ったうちの子どもたちような取り組みでもいいし、
社会科見学でもいい。
親や地域の人がゲストティーチャーとしてやってきて仕事を語ることでもいい。
キッザニアに行く事だっていいかと思います。
とにかく、仕事に興味を持つということが大事なのかと思います。
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②は、社会に出てから必要につながる力をつけること

・あいさつや正しい生活習慣をみにつけること
・社会のルールを知ること、守ること
・友達と一緒に何かをすること(協働)
・友達に自分の意見を言うこと
・違う意見や価値観の友達(人)がいるということを知る

といったことが取り入れられていることが重要なのではないかな、と思います。
また、個人的には子育ての座右の銘として「是々非々」ということを大事にしています。
つまり、いいことはいい、悪いことは悪い、その判断基準をいかに自分でもてるのか、きちんと指し示すことが重要なのかと思います。

③これは「中学生に子どもになぜ働くのと聞かれた」という質問に答えるのと同じく
大変答えにくい問題で、授業でやるというよりも、
いろいろなことを知る中で感じてほしいなあ、とは思うのですが。
親を含め、仕事をすることで自己実現していて、
活き活きと働く人に多く接することが、一番重要なのかなと思います。

ちなみに、「中学生に子どもになぜ働くのと聞かれた」という質問に、
家族が生活していくのにいくらかかって、そのお金を稼ぐためにも働いているという経済観念について、
中学生なら伝えていいのでは?と答えました。
社会に出たら、自分で生活していかなければならないわけで、
生活していくのにいくらかかるのか、
「生きていくにはお金がかかる。
そのために稼がなければならない」
ということはきちんと教える必要があると答えました。
大学生でも、このあたりがわかっていない人も多いように思います。

若干この表現だと小学生にはストレートすぎますが、
最近コマーシャルでみずほ銀行が
お金の仕組みについてのキャリア教育に協力しているというのがありますが、
ああいった取り組みも、すごくいいことだなあ、と思います。

ということで、質問をいただくことで、
さらに、こちらもいろいろと学ばせていただきました。