テレビを見ていて、ちょっとこれはないよな、というコマーシャルを見た。

携帯電話なんだけど、女子学生が5人くらいで、1人が

「ごめんな私の携帯だけS社じゃないから、お金かかっちゃって」

というコマーシャル。


すごく見終わって嫌な気持ちになった。

なんでかなー、と思ったら理由は3つ。


①コマーシャルの手法として、自分達の製品を際立たせるために、他社商品を悪くいうというやり方は、あまり好きではないから。

②携帯電話やメールによって、若者の友人間の「直接コミュニケーションが減っている」ことを憂慮しているおばちゃんとして、(高校生か大学生かわからないけど)、携帯電話のコマーシャルの登場人物を明らかに学生にしてほしくないなあ、という思い。

③敏感すぎるかもしれないけど、なんだかいじめの現場を見ている感じがして寒気がした。「携帯電話の種類が違うからごめんね」「いいのいいの、気にしないで。」・・・しかし、といいながらも「仕方ないじゃないあなただけ違うんだから」という4対1の構造や、そうした状況を「ごめんね」と言ってしまう「数が少ないから弱者」といった図式がとっても、気味が悪い。


このコマーシャルを作る過程で、こうしたことに異を唱える人はいなかったんだろうか・・・。

企業の人もそうだし、CMを提案する企業の側にも。私が考えすぎ?

そういえば、幼稚園くらいの女の子が大人の男性に抱きつくCMがあったときにも、やめてほしいな、と思ったけど、この会社?


「友達とうまくやっていけないから携帯の会社を変える」

そんなことをテーマにしたコマーシャルってありなの?