今日は大学時代のサークルの後輩の告別式だった。


多くの仲間が彼のために集まってきた。北海道や福岡からも。

でも、その本人は、もう現世にはいない。

多くの人が、何もしてあげられなかった自分を責め、号泣していた。


あれだけ毎日のように飲みに行き、

合宿や旅行で行動をともにして、

けんかもすれば、議論もして、

密度濃くすごしていたというのに、

卒業すると、それぞれが全く違う世界で違う人生を生きていく。

年賀状だけの付き合いになってしまったりしても

学生時代の友達や、友達との思い出というのは、

その後の人生で、自分を支えてくれる。

利害関係のない純粋な友達。


だからこそ、何もしてあげられなかった時、

とてつもない喪失感に襲われる。


卒業以来、20年ぶりであうような後輩もいた。

結構仲良かったのに隣に座っていたのに

誰かわかってなくて、

(DJのサークルだったのだが、よくペアDJをしていた)

「はたやさん、久しぶりです。Tです。

隣にいたけど、わかってなかったでしょ!」

と、挨拶されてすごいびっくらこいた・・・。

でも、話し出すと、

(相手はおっさんで、こっちもおばさんにはなっているけど)

昔のままで、なんだか不思議な気持ちがした。


でも、時間を経て変わらないものもある一方で、

確実にもう昔には戻れないと

改めて痛感した。


ただただ、心よりご冥福をお祈りいたします。