高校時代の友達から、当時の担任のK先生が全国版のテレビのニュースに出ていたねーとメールが来た。

土曜日は子どもの学習発表会やらで出かけていて、きのうも一日子どもの野球のイベントで出かけていて全くテレビを見ていなかったので、なんのことやらと思っていたが今日理由がわかった。


先生は市の教育長なのだが、いじめでの自殺予告のメールが来たということで会見を行い、各学校で子どもたちへの面談などを行っていますなどの対応をしたところ、それがなんと市の職員の女性のいたずらメールだということが判明したという事件。

K先生の心労はもちろんのこと(会見を行って全国版のニュースで取り上げられてしまうなんて、普通の生活をしていたら有り得ないストレスだと思う)、各学校の先生方や親御さん、また、おそらくお互いに疑心暗鬼になったりした子どもたちのことを思うと、全くもって、ひどいいたずらだと思う。


しかし、ここまできたか、という事件ですね・・・。


いじめについては、各々で全く持って違う側面があるだろうから、一概には言い切れない。

うちの息子を見ていても、友達との遊びがエスカレートして

「ええ!そんなことされたの!」

なんてこともあるが本人は全然気にしていない時もあるし、一方で、

「友達にこんなことされた!」

と怒っていても、

「・・・その程度のことがそんなに辛かったんだ・・・」

というようなこともある。

昔から、ちょっと、まじめで融通が利かないところがあって、からかわれたりする事もあるのだが、まあ、本人もそれなりに「かわす」ことを覚えてきたように思う。


たとえば、ある子が何人かに神輿のようにわっしょいやられていたとしても、本人が楽しくてやってやって!と言ってやっている事もあれば、嫌がるのにやる場合もある。

嫌がるのにやっても、

「あーあ、もうーやめてくれよー」

で済む子もいれば、

「もう学校に行きたくない!」

と思う子もいる。


そうした嫌な思いの中から学ぶこともあるし、一方でエスカレートしたら親や教師はうまく間に入って諭していかなくてはならないし、自分が親として子どもに言っていることは

「どんなときも、それをあなたがすることで、相手はどんな気持がするかを考えて行動しようね」

ということだ。


自分が親としてできることは、そうしたことを伝えること、そして、何かいつもと違うことがあったら、(なんとなく元気がないとか、いつもと違うとか、どこかへ行きたくないと言っているとか)放っておかずにちゃんと話を聴いてあげることかな、と思っている。幸い先生は、わりとまめにそうしたことを伝えてくれる先生で、本当に感謝している。


そういえば先日、小学校の滑り台の遊具で、野球の練習の合間に(大人が試合やっていた)小学生が遊んでいた。そこに選手の弟や妹の幼児が3人くらいいたから、

「気をつけて遊んでねー」

と言っていたのだが、だんだん小学生男は激しくなってきて、転がるように滑り台を降りたりしてふざけている。で、何人かの大人が

「ほらみんな気をつけて・・・」

とか言っても聞いちゃーいなくて、ついに4歳の女の子がぶつかって、落ちそうになって泣いているのに気がつかずにまだ遊んでいるから


「おーら、小さい子が危ないっていってるだろうがーーー!」


と一喝したら、みんなが

「わーごめんなさいー」

と、雲散霧消していった。


そんな自分にびっくり・・・。

一緒にいたO君ママが

「いやーこっちまでしゃきんとなったよ」

と言っていたので、よっぽどだったのかと・・・。

(ちなみに、私はかなり低くてでかい声です・・・)


「くうのかーちゃん、こえーー」

の伝説がまた新たになってしまったか・・・。

と、まあ、私は危なければ相手が何人でも、平気で叱れる母です・・・。