国立女性教育会館の実施した「家庭教育に関する国際比較調査」によると、日本の父親が平日に子どもと過ごす平均時間は3.1時間で他の国と比べても、韓国についで短いらしい。

子どもと過ごす時間 子どもと過ごす時間


平均3.1時間が多いのか少ないのか、実際よくわからない。

20時に帰ってきて、22時に子どもが寝るまでの夜2時間。朝起きて出かけるまでの1時間、で3時間か。

他国と比べて少ないといわれれば、へえ、日本はやっぱり労働時間が長いんだなあ・・・ってことで。それに子どもが起きている間に帰ってくる父親とそうでない父親との差って大きいだろうな。18時とかに帰ってこれる親と、23時に帰ってきて、朝も子どもが寝ている間に出かけてしまう父親とでは全然違うだろうなあと思う。


それよりも、

「子どもと接する時間が短い」と悩む父親が27.6%から41.3%に増えたということは興味深い。


育児に関わるお父さんって増えたと思う。保育園にいると、お父さんが送り迎えの人もたくさんいる。

平日は無理でもせめて土日はと、子どもの習い事も土日だとお父さんが連れてくる子も多いし、公園にお父さんが小さい子を遊びに連れてきている人も、長男が赤ちゃんの頃(10年くらい前)に比べてずっと増えたと思う。手際よく子どもの世話をしている若いお父さんとかを見ていると、うん、日ごろからやっているんだろうなあ、と感心する。

もう少し子どもが大きくなると、息子の野球のコーチは基本お父さんたちだが、これまた楽しそうだ。


昔に比べて、そうやって人前でお父さんが子どもの世話をしていることに対して、世の中も寛容になったように思う。

珍しいことではなくなったから恥ずかしさも減ったという理由もあるが、

「おとうさんにやらせておかあさんは何をやっているの!」と、母親の怠慢だ!といったように目くじらをたてられることもなくなったのも大きいと思う。


うちの父ちゃんもよくやってるなあーと思う。今までで一番驚いたのは、娘の用事ででかけて帰ったら、だんなが当時0歳の次男を抱っこひもで抱っこしながら、長男と公園で普通にキャッチボールをしているのを見かけた時だろうか・・・。それとも、同じく次男1歳をおんぶして自転車で長男と買い物に行こうとしたときだろうか・・・。

子どもをおんぶ・抱っこするお父さんは、やはり昔は少数派だったが今はよく見かける。長男1人の時はうちの父ちゃんもやらなかった。3人いて、それぞれの用事を全部こなそうとすると大人1人(母ちゃん1人)ではやはり無理で、必要に迫られるとやれるものだし、私が見る限りでは、楽しそうだ。

おんぶ おんぶは楽チン


うちも子どもと接する時間を平日父が作るのは難しい。夜は21時か22時なので、会えないことも多い。でも、みんなで6時に起きて長男が学校に行くまで2時間、下の2人は保育園に送っていくまで3時間、時間を大切に使っている。


平日3.1時間が長いか短いかではなくて、子どもと接することが楽しいと思ってその時間を有効に子どもとの関わりに使っているかどうかが大事なんだろうなあ。さらにいうと、それが「接する」だけではなくてちゃんと「世話をする」ことができていて、母ちゃんの負担を少しでも和らげていることが重要でしょうね。

家にいるだけで、子どもと特に何するわけでもなく、ただテレビ見て、なんも手伝わないどころか自分のことも何もしない3.1時間の人もいるんでしょうかね。いるのに何もしない、これが一番母ちゃんのストレスかも。