CareerGuidanceの6月号では「これからの社会で求められる『力』」という特集をやっていて、その中で、人気20職種のトップランナーが語る仕事に必要な「力」という企画があった。
それを見てびっくりしたことがある。
全然職種の違う20人に
外国語力、発信力、傾聴力、協働力、課題発見力、計画力、実践力、創造力、倫理観、専門知識、統率力の中で、その職種で特に必要と思われるものを1位から5位まで選んでくださいと聞いたところ、1位5ポイント、二位4ポイント…と集計したところ、ダントツで一位が
「傾聴力」
だったのである。
コミュニケーションとは、自分が発信すること、相手の話を聞くことのキャッチボールだと思うのだが、その時に「発信」よりも「聞く」ことの方が大事だということだ。
なんとなく、発信することの方が重要な気がしていたのだが、そうではないようだ。
人の話を聞く。
さらに聞いて何を言っているか理解する。
こうした力はいつ身につくのだろうか。
しばらく、
「傾聴力」について考えてみよう。
