弁当 | ふしぎな南風

新しい生活がスタートしたものの、環境の変化のせいか、

このところの急激な気温の変化のせいか、なかなか風邪が治らず、

やらなければいけないこと、やりたいことがほとんど何もできないまま、

ずるずると時間が過ぎてしまっている。


「しなければならないことをしないとき、人間は、孤独を感じる。

能力を十全に発揮 - 成長 - するときにのみ、人はこの世に根をおろし、くつろぐことができる」

エリック・ホッファー「波止場日記」


そんな中、先週は1週間、手作り弁当を職場に持参した。

近くに食事をする店がほとんどないのだ。


もともと、そういうタイプの人間ではない。

弁当を作ったのは、これが生まれて初めてだ。


弁当男子という言葉を聞いたことがあるが、これはもっと若い人のことを言うのだろう。

男手一つで子供を育てている人が、弁当を作って子供に持たせるのなら素敵だが、

中年男が自分で作った弁当を持参するのは、なんだか冴えない。


まあ、格好を付けるためにお昼を食べる訳でもないので、

冴えようが冴えなかろうが、とりあえずやってみる。


日曜の夜に人参、きゅうり、小玉葱、パプリカ、カリフラワー、ピーマンを

ワインヴィネガー、香草、塩胡椒で蒸し煮して、野菜の酢付けもどきを1週間分作る。

これが弁当のおかずとして、1週間いたまずに持つのかどうか、

自分の身をもって実験するのだ。


鶏のささみが1パックに5本入っていたのでこれは毎晩焼いて、朝、プチトマトと一緒に詰める。


ご飯はいろいろと手間が掛かるので、ライ麦パンにチーズを挟んで持っていく・・・



一週間まったく同じメニューだな・・・


ま、いいか


てな具合にスタートした弁当計画は、木曜日まで順調に進んだが、

最終日の金曜日に、詰めた弁当を鞄に入れ忘れるという間抜けな結果で終了した。


野菜の酢付けの持ちも、もともと風邪でお腹の調子が悪かったため、

良く分からないまま実験終了となった。


唯一、分かったこと


「自分のために弁当を作って詰め、それを持っていくのを忘れた時、人間は、孤独を感じる」

Huck「ふしぎな南風」


そんなこんなで、今週も弁当を持参するかどうかは未定だ。