自由の代わりの代償には覚悟が必要です | ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

ひとりでにわし・神奈川県横須賀市ひとりで庭師をしています

横須賀市の植木屋庭師 畠山庭園のブログです。冬は奥只見スキー場でオペレーター(圧雪車)。バイクが趣味でninja1000に乗っています。

お疲れ様です。ひとりでにわしです。


「そんなに忙しいんですか?」

とよく言われますが、


そんなに?は、どんなに?にも捉えられるかな。



私は庭師なので、現場に出て剪定をします。剪定が終われば仕事は終わり。と思っていませんか?仕事は仕事ですが、仕事はそれだけじゃーないんです。




現場終わったのに、何やることあんの?


だから「そんなに…」と言われるのだろう。と思いますが、よく考えてみてください。


現場の仕事はどこからやって来ると思いますか?

料金はいくらにするのか?

何が必要で、どのぐらい時間がかかるのか?

いつ行くのか?どのように作業するのか?


この?を全部用意して、初めて剪定できるんです。


営業、商談、打合せ、問い合わせ、準備や段取り。料金お見積、必要な道具、材料経費の計算。バイトの手配、支払い、指導。売り上げは報告し税金を払います。


いくら時間があっても足りないぐらいです。


少しでも時間があれば、あれをやっておこう、これをやろう。もちろん日中は現場に行きます。



剪定してるとこだけを見ている人には、気楽でいいなー。となるのかも知れませんね。


気楽に剪定だけをやっていればいいのであれば、バイト、社員の労働者で良いと思います。


しかし、それがイヤであれば、選択出来る自由と引き替えに、「そんなに忙しいんですか」を、やらなくちゃーなりません。


自由とは、楽とは違いますよ。


即行動(悪く言えばせっかち)、時には臆病なぐらい慎重で、その仕事を誇りをもって行う。



すべての商売の基本はお客様に喜んでもらうこと。だと思います。


それを理解した上で、「お客様が求める技量と価値観」に応える。その努力は剪定だけじゃないと言うことなんです。


いくら腕がよくても、仕事取ってこなくちゃ、その技術を発揮することは出来ません。


自分でやると言うことは、覚悟が必要なんですよ。ちよっとぐらい、とか、そんなに…なんて甘いこと言ってちゃダメですよ。


ありがとうございます。