職人は作業を納品してお金を頂く商売です。
作業を細かく見れば、準備や段取り、仕入れなども含まれます。
勘違いしている方もいらっしゃるかも知れませんので、今日はブログにお見積について書きたいと思います。
昔こんなことがありました。
灯油の引き売りってご存じですか?
冬になるとローリー車で灯油を売りに来ます。あれです。
住宅街を回って、家の前に灯油ポリを出しておくと入れてくれます。注文と違って、決まった曜日に巡回する定期販売ですね。
車で回ってくるので、ガソリンスタンドで直接買うより当然高くなります。
車代に人件費がか借りますからね。買い手としては、買いに行く手間が省け、楽な分高くなりますよ。ということになります。
これがわからない方がたまにいるのです。
「あそこのスタンドは○円なのに何でお宅はこんなに高いんだ!」と怒鳴る人もいました。
いつも簡単に説明してました。
運び賃ですよ。
と。
見ず知らずの人にわざわざ灯油買ってきてくれますか?家族や友達なら良いけど、あんたダレ?って話なんです。(心の声)
「じゃ、要らないなら失礼」と言うと、買うという。もしかしたら、文句言いたいだけかもしれませんが。そう言う人沢山いましたよ。
例え話はこの辺で。
お見積というものは、
お客様の要求に応えるにはこれだけのコストがかかりますよ。
というもの。会社によって人件費は決まっていますから、それを引くわけにはいかないです。
事務費、ガソリン代、仕入れ、いろいろ複合して込みにすることが多いのですが、細かく書けばそれに突っ込んでくる人もいます。
私はお断りします。
もちろん説明いたします。料金についての説明ならいくらでもいたしますが、これを引けと、勝手に操作する人がいます。こういう人は、はなっからお断りします。
引くことは、自分を下げることになります。もう、その時点でこの人に私は必要ないな。と判断して去ります。
高いと感じるのであれば、相見積りをして、比べて安い業者を選ぶのがスジです。値引きをするということは、損もあるけど、
一番はやる気を削ぐことになります。
昔の職人はそう言う人に意地悪をしたもんです。
土間にゴミ積めたり、居ないところでション○ベン垂れたり。件わざと木を削ったり。ここでは言えないこともたくさんあります。
あなたがお給料もらうとき、社長から「ちょっとまけてよ」って、値引きされたららどう思います。
これから何かを始めようとしている方は、得に注意が必要ですよ。しっかり頂くものはいただいて商売しないと、継続的な生業にはならないです。
ありがとうございます。