歩き方について。
歩き方は無意識のそのかたのクセが出ます。道場にこられて、待合室から数歩あるくのをみて、負担のかかっている部分、今後予想される不調を予測して施術のプランを決めています。
歩くのを後ろから見ると、お尻をプリプリふってあるく方は、足が太くなりやすい傾向にあります。
足を出したらその上には骨盤があるのが望ましいですが、足を出すという事は、重心の範囲をこえる動きなので筋力がいるんです。
出した足に近づこうと、後ろのあしで蹴るでしょう。これがもったいないなと思います。
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骨盤の下に足がある。
出したときは上に骨盤がある。
という意識を持つといいのですが、足をつくときに上に骨盤が来るように!と頑張ると、それも後ろ足で蹴ってその位置に行くので、あとでふくらはぎが筋肉痛になります。
こちらは大腿骨骨折あとのメンテナンスに、整体に通われている60代の女性。
足に体重かかけられない。
歩くのにおっかなびっくりで、偏り疲労があちこちに出ます。
まずは足首をゆるめて、腰を決めた後で、写真の踏み台に乗ってもらいました。
通常は出した足この場合は左足はそのままで、残った後ろ足(右足)で蹴って上がろうとするんです。
これをやめて、出した足を手前、自分の骨盤の下に戻ってくるように意識して体を使うと、上がれます。
感覚としては足を引く。引き寄せる。足は動かないから、自分の体が持って行かれる。というようになります。
平地でも痛いのに、段差を使うなんて。最初は驚かれていましたが、そのギャップを超えたときの喜びと驚きはひとしおで、
「上がれる!」
と喜んで何度もやっていました。
できる。これなれいける。という感覚は、恐怖を克服し、もっと先の目標に向かって進むことができます。
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以前、三浦豪太さんは、モーグルジャンプのときのコツは、「自ら飛ぶ」と言っていました。
躊躇したり、遠慮すると飛べないどころか危ないと。自ら飛ぶことで恐怖を克服すると。
なるほどなと思いましたが、実際にやると怖いです。(;^_^A
足は出すことは出しますが、出した足は引く。引き寄せる。こういう使いたもあるのだな。ぐらいにいい思ってやって見られると、スキーのある動きのきっかけにもなります。
ありがとうございます。