あれから、一ヶ月後
私はNYの空港に降り立った。
『牧野、土産は話でいいからな?』
『そうそう!お兄さん楽しみにしてる』
『牧野、いってらっしゃい』
『つくしー!ちゃんと素直になりなさいよ!』
『そうそう!いつまでも色気なくしてると道明寺さんに降られちゃいますよ?先輩!』
ただの3泊4日だと言うのに、
道明寺プライベート空港には
あの5人が集まった。
『ハイハイ。じゃあ行ってきまーす。』
『行ってらっしゃい!』
怪しげな笑みを浮かべながら5人から同時に言われたのが13時間前。
そして空港を降り立った私の前に
立ちはだかるのは…
モデル並みの身長
誰もが振り返る整った顔
イタリア製のスーツを
着こなし
強い癖っ毛の男。
あたしが会いたくて
会いたくて会いたくて
しょうがなかった
ただ一人の男。
道明寺司。
『道明寺…』
駆け寄り思い切り抱きついた。
『つくし、会いたかった。』
『あたしも会いたかった。』
そして彼は、1つのキスを落とす。
『ほら、荷物。』
そう言い、手をさしのべる。
そして、少ししかない荷物を
道明寺の手に渡す。
こいつに荷物を持たせるなんて
あたし、すごいかも!(笑)
『何ニヤニヤしてんだ?』
『ううん。なんでもないっ!』
『変なやつだな。相変わらず。』
『もう!失礼ねっ!』
『本当のことだ。ほら、手。』
『うん。…』
自然に繋がれた手を見つめ
幸せに包まれ笑みが溢れた。
そしてあいつが笑う。
今日から3泊4日ずっと一緒に
居れるんだ。
本当に嬉しかった。
『ほら、行くぞ?』
『うん!』
『今日は、ホテルでゆっくりして明日からどこでも連れていってやる。』
『わかった。ふふ♪楽しみっ♪』
ダックスフントなリムジンに乗り
着いたのは、ホテルメープルNYの最上階。
つまり、スイートルーム。
『腹減ったか?飯食おうぜ。今日はルームサービスなっ!』
『お腹減ったー!ちょうどよかった。疲れちゃったし、部屋でちょっとゆっくりしたかったしね。』
『シャワー浴びてこいよ。なんなら一緒にっ』
『やだ!一人で入ってくるの!』
そういって牧野。いや、つくしは
一人でバスルームに入っていった。
カチャっ
ほら、鍵までかけやがった!
まぁいいけどよ。まだ時間はあるからな!
覚えとけよ。
シャワールームから出ると
綺麗な夜景が見えた。
『さっきは見れなかったけど、こんなに綺麗だったんだ…』
思わず見とれていた。
『綺麗か?』
振り返ると、あの強い癖っ毛
が綺麗な漆黒のストレートになっていた。
『シャワー、浴びたんだ。』
『あぁ。シャワールームは2つあるからな。』
ふと、また夜景に目をやる。
『綺麗…』
ふわっと後ろから抱き締められた。
『つくし、俺から見たらお前の方が綺麗だ。』
『…//』
『ずっと会いたかった…』
抱き締められていた力が更に込められちょっと息苦しくなったが、それさえも今のあたしには心地いい。
その時、ルームサービスが来たことを知らせるベルがなった。
『ちっ。まぁ、続きは飯終わってからだな。』
『止めてよ!恥ずかしい!////』
ルームサービスといっても超豪華なコース料理。
『わぁ!美味しそうっ♪』
『そうか?さ、食おうぜ』
『あんたは見慣れてるもんね。うんっ食べよう♪』
『ん~おっいしー!すごい美味しいよ!道明寺も食べてみて?♪』
『お前は本当旨そうに食うな。』
『だって美味しいんだもん♪』
『じゃあ、どんどん食えっ』
『うん♪』
一通り食べ終え、場所を夜景が見えるソファに移し、二人並んでワインを飲んでいた。
『しっかし、このワイン!美味しいね~』
『あぁ?お前にワインの旨さなんかわかんのかよ?』
『失礼ね!これでも特訓で鍛えられたんだから!』
『あーそうかよ。まぁこのワインは、1985年のロマネ・コンティだからな。軽く1000万はするな?』
あたしは、むせかえって飲んでいたグラスを黙ってテーブルに置いた。
『はぁはぁはぁはぁ。あ、あんた!そんなこと平気で言ってー!』
『はぁ?お前、特訓で鍛えられたんじゃねーのかよ?』
『ま、まぁ、そうだけど…そんな高いワインじゃないでしょう!』
『いや、あいつらが好んで飲むワインは、うん百万単位のワインだぞ?』
『…あたしもう飲めない…』
道明寺は尽かさず
残りのロマネ・コンティを
口に含むと つくしにキスをし
流し込んだ…
『俺からの口移しだったら飲めるよな?』
自分でも顔が真っ赤になったのがわかった。
『///何すんのよー!馬鹿!』
『うるせ。お前顔真っ赤。』
『なぁ、つくし。俺はお前だけを愛してる。これまでもこれからも。今もお前が欲しい。』
『道明寺…』
つくしを軽々と抱き上げ、
司は、ベッドルームに入っていく…
『それからな、道明寺じゃない。司だ。』
『…つ、かさ。司!あたしも大好きだよ?司に負けないくらい司のこと愛してるんだから!』
『おまっ…///! 可愛こと言うな!止まらなくなる。つーかもう止められねぇ。』
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よろしくお願いします(*^^*)
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