宮城交通と北陸鉄道が共同運行する仙台発山形経由金沢・小松・加賀温泉ゆきの夜行高速バスがサービスエリアでトラックに衝突し、運転士と乗客1名が亡くなられました。

該当便は宮城交通(名鉄の系列会社)の担当でしたが、まともに公休を取れないほどの人手不足によりやむを得ず睡眠時無呼吸症候群の疑いがある運転士を乗務させ、事故現場直前で意識を失った模様です。

運転士が足りないためポーラスター号(仙台~成田空港)と仙台~羽後本荘間はそれぞれ成田空港交通(京成の系列)と羽後交通に運行を委託し、信州ライナー(仙台~長野・松本)と仙台~遠野・釜石間の運行を休止しています。(成田空港線と本荘線は乗車券の販売や仮眠設備と折り返しまでの駐車スペース提供など運行支援のみ担当)

JRバスは途中に乗務員の詰所があり、発地側から着地側の運転士に交代します。

私鉄系や地元の路線バス会社の長距離路線は運転士2名なので床下などに乗務員仮眠室があり、交替の運転士が横になって仮眠を取れます。

↓トランクのそばにある仮眠室の窓
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↓仮眠室内部(運行時は布団が敷かれます)
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最新型の高速路線バスと貸切バスには居眠り感知装置とふらつき注意喚起装置及び車線逸脱警報装置が付いていてセンサーやカメラが危険を感知すると警報が鳴ります。
衝突被害軽減ブレーキも付いていて衝突の恐れがあると警報が鳴って減速します。

↓ナンバーや行先表示のそばに付いている車線や障害物を見張るカメラとセンサー(ライトの間にある黒い箇所)

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