こんにちは♪ヘアメイク美容師のはた圭介です。
最近は、ヘアカラーも面白くてあれやこれややってますが・・・
今日は、ヘアカラーについて少し書いておこうと思います。
ちょっと、いつもより難しい話になりますよ。覚悟して読んでください(笑)
ヘアカラーって大きく分けて、酸化染料剤、酸性染料剤(マニキュア)、HC染料剤、塩基性染料剤
酸化染料剤は、一般的なカラー剤のこと。美容室でも多く使われていますし、スーパーやドラッグストアでも販売されてますね。
酸性染料剤は、ヘアマニキュア。
HC染料剤は、色素剤のこと(色のみ)。
塩基性染料剤は、カラートリートメント。これも一般に多く出回ってます。
で、今日はヘアマニキュアと塩基性カラーを主に説明しておきます。
ヘアマニキュアにしても塩基性カラー(カラートリートメント)にしてもパッと見は同じようなカラー剤にみえます。
黒やブラウンベースのものからビビッドな色まで豊富なバリエーションがあります。
ですが、このヘアマニキュアと塩基性カラー
性質は全く異なります。
よく、「絵の具みたいに、とりあえず髪に塗れば染まる!」と聞きますが、そんな簡単なものではございません。
それぞれの特徴を最大限に引き出すには、ちょっとしたコツが必要かな
まずは、髪の帯電のお話!
髪は本来、健康な状態では「➕」の電子(イオン)を帯びています。
(電子は原子核の周りにある外電子のこと。原子は原子核と外電子で構成される。分子は複数の原子が集まったもの。)
ほらっ!ちょっと、難しくなって来たでしょ(笑)
で、傷んだ髪はどうなっているかというと・・・
全体に「➖」の電子を帯びています。
正確には、髪の部分部分で健康な状態と傷んだ状態が混在してますから
例えば、ヘアカラー施術後数ヶ月経過した毛髪は、こんな感じの電子状態です。
根元の新生部は、健康毛なので主に「➕」イオンを帯びてます。
中間部は、ややダメージしてるので「➕」も「➖」も帯びてます。
毛先のダメージ部分は、ほとんど「➖」イオンですね。
これが、標準的なヘアカラー毛の状態です。
で、肝心なカラー剤はどうなっているかというと
マニキュアは、「➖」イオン。アニオン性の性質を持ってます。
塩基性カラーは、「➕」イオン。カチオン性の性質です。
これらが、髪に塗布されるとイメージとしてはこんな感じ。
プラスどうし、マイナスどうしはお互いに反発仕合ますからくっつきません。
「➕」と「➖」は、お互いに引き合いますから吸着します。
と、言うことは・・・・
塩基性カラーは、ダメージ部分にしっかり付き、新生部には付きにくい。
マニキュアは、その逆です。
では、付きにくい場所に施術する場合はどうするか?
塩基性カラーの場合は、新生健康毛部分にアルカリ水をふって濡らします。
マニキュアの場合は、この部分に酸性(アシッド)水を使い乾かします。
(髪は、乾くと➕を帯び濡れると➖を帯びます)
そうなると、塩基性カラーを使う場合、毛先のダメージ部分も濡らした方が良いのかと言うことですが、そうでもありません。元々、ダメージ部分は「➖」を帯びてますから濡らすとしてもスチーム等で少し湿らす程度で充分です。
また、パーマ後やブリーチ後は毛髪がかなりアルカリ性のペーパーになってますから、塩基性カラーは吸着しやすいです。
ですが、マニキュアはペーパーが酸性なので、パーマ直後ブリーチ直後の毛髪には着きにくい。
なんか、とても難しい話になりましたが
肝心なのは、施術時の毛髪状態をしっかり把握する事。
カラー剤にしてもパーマ剤にしても、的確な薬剤コントロールが素敵なヘアデザインを作ると思うよ
それにしても、日本シリーズ面白いな🎵
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