今回の記事は、とてもマニアックで
一般の方にはなにがなんだかわからないかもしれませんが
薬品を扱う職業の責任者として、こんなことも日々やってます！って話です
お客様の髪、少しでも良いコンディションで仕上げたいですからね🎵
最近、ちょっと新しい薬剤を使いこなしたくて
今日は、薬剤検証をやってみました。
チオグリコール酸とスピエラの混合剤ですね
そう、スピチオです！
まずは、チオクリームとスピクリームの 1:1 混合
PHは、8.84になってます。
AL2 RE6.5 くらいかな
思ったほどPHが下がってない！
これは、以外！
予測ではPH7くらいまで下がると思っていたけど
ペーパーって高い方にかなり引っ張られますなぁ
ちょっと気になったので、それぞれのPHを計ってみた。
チオグリコール酸 PH9.04
スピエラ PH3.82 が、出ました。
ほぼ、公称どおりかな。
いろんなことを考えると
PH6くらいで使いたい！
で、1:1混合剤にスピエラを10%(量比率)加えてみました。
スピエラ濃度は2.2%プラスしたことになります
PHが7.5
で、こっちはGMTを10%(量比率)加えてみました
GMT濃度は6.6%プラスしたことになりますね。
PHが7.72
まだまだやなぁー
ただ、還元力としてはかなり高いはず
とりあえず
ウェーブ効率を見たいので
ロットに巻いて10分自然放置
右のGMTがいいバランス！
中央のスピは、やや還元がオーバー。
左の1:1のみは、チオグリコール酸が暴れてますね
やはりPHの高さが原因
このウィッグの毛髪状態であればですけどね。
(カラーLv.10くらいのダメージ毛)
んでもって
最初の二つの薬剤の調合比率を変えてやってみた
それぞれ、チオとスピが
1:1 1:2 1:3
なるほど！
1:3くらいでほぼPH6に近くなってます。
サロンワークで使うにはこの辺りが主軸になります♪
PH6.4 AL1 RE4.5 のスピチオ
なんか、クオライン130に似てますね
クオラインは、システアミンですが
で、やっぱりウェーブ効率の確認中
ふん！ふん！ふん！
予測どおり！
今回使用したチオグリコール酸の薬剤がかなり強パワーなものなのでこういう結果になってます
もう少し低いパワーのものだと1:1比率で使えると思います。
素敵なヘア作りの為に！
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