今回は、なぜ私たちは、ビジネスには重要な役割を果たす洞察力を、意識する事もないのか、その理由を書いてみます。

 

私たちは、物事を深く掘り下げて考える事を殆ど行いません。

 

この習慣だと、他者が違う事を知っているのは、ただ調べなかっただけだ、と捉えてしまいます。

 

深く掘り下げて考えた結果気づいたとは捉えないのです。

 

他から知識を入手する事が前提の捉え方をしているのです。

 

この習慣では、広く深い知識が必要な洞察力は、意識もしないものになってしまうのです。

 

もう一つが、再三説明している洞察力を私たち洞察力がない人達には観えないのです。

 

私たちはグローバルビジネスで行っているビジネスの、どれが洞察ある事で、どれが洞察ない事かを見極めができないのです。

 

現在のグローバルビジネスで、日本はこの状態に置かれているので、技術開発はできるのですが、、高収益事業を行えない為、生産性が低くなってしまうのです。

 

なぜ、知識だけでは見抜けないのかが問題になります。

 

前回を読んだ方はお分かりの通り、他から入手する情報や知識では、表面的な事は分かりますが、広く深い物事を考慮した判断である洞察ある判断は、私たちが入手する知識では得られないので、洞察ある事かない事かは見極められないのです。

 

具体的に言うと、物事の背後にあるメカニズムや関係性、原因や本質などを理解しないと、物事を洞察できないのです。

 

この知識を私たちの習慣では得られない為、私たちは物事を洞察できないのです。

 

競合企業の背後まで知っていた方が、競合企業に勝てる確率は高いという事です。

 

競合企業をよく知っていれば、勝てる手を打てるので勝てるのです。

 

その勝てる手を打つために必要な、競合企業を洞察できないのが日本の企業なのです。

 

今後のビジネスは、目に見えないところで行われている事が勝敗を決めてしまい事が増えています。

 

勝つ為には、相手をよく知る必要がありますので、常にその企業を洞察できるか否かは意識しておく必要があります。

 

洞察力を意識もできないのでは、勝負にならない時代に変わってきたのです。、