エヌビディアと言う企業を存知でしょうか。

 

最近マスコミで報道された、時価総額世界一の半導体の米国企業です。

 

私は、半導体の事を分かってるわけではないのですが、マイクロソフトを抜いて世界一になったので、どんな企業か興味を持ちネットで調べてみました。

 

今は多くの報道をされていますので、エヌビディアがAI用の半導体メーカーであることは知っている人は多いと思います。

 

この企業の事を、日経BPが詳細な事を報じていたので、その記事から洞察したことを書いてみます。

 

日経の記事によりますと、世界一の時価総額企業になる為には、紆余曲折がかなりあったようです。

 

専門的で分かり難いかもしれませんが、普通の半導体は遂次演算と言って、Aの計算が終わったらBの計算と言う様に計算します。

 

これを並列演算と言う、同時にいくつもの計算ができる半導体に注目した様です。

 

私にはよく理解できないのですが、表面的情報から深層情報に掘り下げて行くディープラーニングの演算回数が増える所を、今までの遂次演算するCPUより、並列演算ができるGPUを発見したところが、現在の企業業績になっているようです。

 

ディープラーニングの考え方を深堀して考えだしたGPUの様です。

 

考え出した後も、計算能力を最大化するための環境を作ったり、GPUプログラウ開発環境を作ったり、GPUは汎用化されているので利用環境の広さを出したりする手を打ったようです。

 

又GPUを広める為のエコシステムをつくる戦略を考えだし、この戦略を積極的にサポートする先進的なパートナーが先導した様です。

 

パソコンのインテルが作ったエコシステムをエヌビディアも作ったのです。

 

その他にも様々な手を打ち、現在の時価総額になったのです。

 

日本の企業で、この様な手を打てる企業があるでしょうか。

 

今までモジュラー型製品製造法で惨敗している事を考えると、いないのではないでしょうか。

 

なぜ、技術開発は欧米並みにできる日本企業が、エヌビディアの様な半導体を見つけ出し、見つけ出したGPUを広める為の環境を作り、売る為の環境を作れないのでしょうか。

 

私はこの原因は、私たち日本人に洞察力がないからだ、と思っています。

 

この洞察力が曲者で、私たちには観えないのです。

 

これから数回に分けて、なぜ日本人は洞察力が観えないかを説明してゆきます。

 

どんな地位の人がこのブログをご覧頂けるかは分かりませんが、地位の高い人ほど多くの人に影響するものなので、もし普通の社員でしたら、少しでも上の上司に伝え興味を持って頂きたいです。

 

理由は、企業に洞察力があれば、ChatGPTで調べて頂ければ分かりますが、業績が向上し賃金が上がる構造に移行できるからです。

 

日本には、物事を洞察するという視点がない事が、経済の長期停滞が起きる原因と判断できるのです。