今回は、過去の起きた事からの、私たちの死角について書いてみます。
私は、なぜ、日本は生産性が低いのか、と同時に、なぜ、日本がバブルを起こせたのか、その後、なぜ、失われた20年が日本に起きてしまったのか、にも興味があり、私なりに追求しています。
バブルを起こせた原因は、日本のもの作りにある事は、多くの人が知る所です。
今、アマゾンが行っている様に、安くて良い製品、顧客が望む製品を作れたからです。
アマゾンが行っている様に、と書いたのは、今の技術でアマゾンは、豊富な品揃えで安い商品が選べ、商品が速く手元に届く事、顧客が望む事をしているからです。
バブルが起きるまでは、当時の米国にはない、安くて良い製品を作る技術を日本が持っていたから、製品が爆発的に売れ、バブルが生まれた訳です。
基礎にあるのが、私たちが得意とする、もの作りの技術です。
それでは、なぜ、失われた20年が生まれたのでしょうか。
私の考えは、もの作りの環境がグローバルで変った事だ、と思います。
見習うべき技術は無くなり、韓国などが追い上げ、新たな価値ある製品は生み出せない、等で、安くて良い製品を作るだけでは、行き詰まってしまったのではないでしょうか。
この間米国は、順調に成長しています。
日本と米国、どこが違うのでしょうか。
私は、バブル崩壊後生まれた、グローバルビジネスに対する洞察と、IT技術に対する洞察の差だと思います。
私たち日本は、洞察力を培う物事の捉え方、考え方をしていませんから、米国企業の様に、世界最先端のビジネス手法を取り入れる事ができません。
例えば、一時ビジョン経営が経営手法として優れている、と言う事で、日本のビジネス界で話題になり、取り入れてはみたが、米国企業の様な成果を出せません。
同様に、トヨタの生産手法を真似することで、生産性が上がる、と言う事で、トヨタに見学に行って真似してみたが、トヨタの様な訳にはいかない事を、多く聞いています。
この原因は、何でしょうか。
私は、ビジネスに対する洞察だと思います。
ビジョン経営でも、トヨタ方式でも、表面だけ真似しても、本来の結果は出せません。
それは、私たちに観えないもの、死角があるからで、その観えないものが重要なのです。
世の中がどんどん複雑になり、私たちの経営手法も、どんどん手の込んだ方法を取る様になってきています。
それだけ、表面からは観えないものが、ビジネスで成功する重要な要因になる事が、増えています。
今まで観えなかったものを観える様にするのは、グローバルビジネスに対する洞察力を培う事と、IT技術に対する洞察が必要です。
私たちの観方には、死角がある事を認識し、積極的にグローバルビジネスやIT技術を解明する気持ちがないと、洞察力は培えません。