今回は、アマゾンのすごいルール、と言う本を読んで、思う事です。

 

この本は、元アマゾンの社員だった佐藤将之氏が書いた本で、アマゾンで行われている事を紹介した本です。

 

この本を読み始めて、最初に感じた事は、CEOのジェフ・ベゾス氏の洞察力の素晴らしさです。

 

私たちから言わせれば、豊富な品揃えで最安価で販売しよう、と言う理想は持てても、それを実現出来るとは、思わないと思います。

 

アマゾンはベゾス氏のリーダーシップで、これを実現している企業です。

 

こんなことができる経営者が、日本にはいるのでしょうか。

 

世界一の富豪と比較してはいけないかも知れませんが、お金のかからない洞察力を得る事は、比較してもよいのではないでしょうか。

 

どんな所に洞察力を感じたかと言うと、私たちが望む、商品を選ぶ選択肢が多く、安価で、早く手元に届く事を実現する為に、すべてが集約されて、経営を行っている点です。

 

これが出来るのは、IT技術だけでなく、企業の経営の洞察や人間に対する洞察があるから、一つの目標に向かい、愚直に進めるのではないでしょうか。

 

私たちは、この理想は分かっても、ベゾス氏が持っている洞察力がないから、アマゾンの様な事が出来ないのではないでしょうか。

 

アマゾンは、設立当時から理想を追う姿勢は変らず、業務の全てを、この理想を実現する為に集約しています。

 

例えば、物流システムで、コストを大幅に下げる案が出ても、そのシステムでは、顧客が望む事を実現できないと分かれば、却下して行いません。

 

目先の利益を犠牲にしてまで、私たちが望む形を、追求し続ける企業です。

 

現に、アマゾンが生まれて20年ぐらい経ちますが、業績を伸ばし続けています。

 

今やっている事が、将来どうなる、という洞察がなければ、この様な事はできません。

 

今大企業で起きている検査の不正等は、洞察ある経営を行っていれば、絶対許される事ではありません。

 

その場その場に意識を集中する事は大切ですが、私たちは、もっと洞察力を培い、将来の為に、今どんな事を行うかを考えて、行ってゆく必要があるのではないでしょうか。

 

洞察についてもう一つ、思い出した事があるので、書いてみます。

 

製造業の人が、よくトヨタに見学に行って、トヨタで学んだ事を自社で真似しても、トヨタの様に上手く行かない、と言う話を何回か、聞いた事があります。

 

この原因は、トヨタのやっている事と、真似した事では、仕事に対する洞察の違いではないか、と思います。

 

表面だけ真似しても、奥の深いトヨタの業務は、分からないのでは、ないでしょうか。

 

トヨタのやる事を、洞察力を持って、観ていれば、トヨタと同じ様な結果を、出せるのではないでしょうか。