夏の高校野球北埼玉大会 準々決勝 昌平×本庄東 | 波多江良一オフィシャルブログ「猪突猛進やったるday」Powered by Ameba

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夏の高校野球北埼玉準々決勝 昌平×本庄東のゲームを元越谷西高校野球部監督で第77回大会でチームを甲子園に導いた名将・中野春樹さんの解説でお届けしました。両チーム過去最高成績はベスト8。勝った方が初のベスト4に名乗りを上げる一戦です。

 

 

【昌平】

【創部】1980年4月(昭和55年)

【部員】88人

【去年夏】3回戦vs川越総合●4-5

【去年秋】3回戦vs山村学園●1-3

【今年春】1回戦vs山村国際●3-4×

【最高成績】ベスト8(6回)

 

【本庄東】

【創部】1965年4月(昭和40年)

【部員】55人

【去年夏】5回戦vs聖望学園●2-4

【去年秋】北部地区予選1回戦vs上尾●0-7(8回C)

【今年春】北部地区予選1回戦vs伊奈学園●1-13(5回C)

【最高成績】ベスト8(3回)

 

 
本庄東の先発マウンドはエースの2年生瀬田椋平。3回戦栄北とのゲームでは185球を投げ、その翌日の4回戦vs本庄第一戦では8回からマウンドに上がり2イニングを無失点に抑えました。中1日での登板です。
 
その瀬田の立ち上がりを昌平打線が初回から襲います。先頭バッター比嘉がセカンド内野安打で出塁すると2番千田が送りバント。転がったボールが瀬田の脇を抜けていき、2塁手の濱岡は完全にベースカバーに入っていたため処理にもたつき結果内野安打でノーアウト2塁1塁と昌平がチャンスを作ります。
 
3番佐々木が送って3塁2塁。すると4番の渡邉。初球をライトスタンドに運び昌平が3点を先制します。
 
フォアボールで出塁した5番吉野を1塁に置いて6番谷口の打球はライト線に。タイムリー3ベースで吉野がホームイン(4点目)。7番廣田の犠牲フライで5-0とし走者一掃された場面で8番の塚田がバッターボックス。
 
カウント2-2からの5球目。レフトスタンドに飛び込むソロホームランで昌平が初回に6点をたたき出します。(昌平6-0本庄東)
 
昌平の先発は左腕・米山魁乙。2年生ながらプロがすでに注目する好投手です。本庄東打線は2回表。この回先頭の5番内藤がライト前へ運ぶと、6番平柳が送ってスコアリングポジションにランナーを進めます。7番金井は三振に倒れましたが、8番瀬田がセンター前に持っていき1点を返します。(昌平6-1本庄東)
 
2回裏に佐々木のタイムリーで1点を加えた昌平は3回。押し出しで1点を加えた後、満塁で前の打席タイムリーの3番佐々木を迎えます。カウント2-1からの4球目。鋭い打球がレフトスタンドへ一直線。佐々木のグランドスラムで12-1と昌平が大きく突き放します。(昌平12-1本庄東)
 
4回に1点ずつを取り13-2と昌平リードで迎えた5回表。2点を取らなくてはコールドゲームが成立してしまう本庄東の攻撃。昌平のマウンドは2番手中谷が上がります。本庄東は先頭9番の濱岡がフォアボールを選んでノーアウトから出塁します。そして代走で野口がおくられます。打順トップに返ってキャプテンの馬場はサードゴロ。2番御供がフォアボールで1アウト2塁1塁。3番竹石はショートゴロ、この間に野口は3塁へ。4番の栗田がレフト前にしぶとく運んで野口がホームイン。本庄東1点を返します。2アウト2塁1塁。なんとか繋ぎたい本庄東は、内田に代えて代打で左打ちの斉藤翔を打席に送ります。しかしセカンドゴロに打ち取られて試合終了。
 
昌平高校が5回コールド13-3で本庄東を破りました。(昌平13-3本庄東)
 
 
北埼玉大会は今日22日(日)が準決勝です。
(県営大宮公園球場)
第1試合 花咲徳栄vs滑川総合
第2試合 上尾vs昌平