ずーっと複雑な気持ちのまま

でも意外と冷静で。


次の日も休まず

仕事に行った。


午前中に

また弟からLINEが来て

写真が送られてきた。


いつも使っていたメガネをかけたおじいさん

お花に囲まれたおじいさん

笑顔で笑っている遺影のおじいさん

- - -

おはよ。

じっちゃ頑張ったから。

ちゃんとあの世に行くように祈ってやってな!

- - -


これから火葬なんだなと分かった。

仕事中だったが

涙が出てきて席を外した。


昨日はそっけなく返事を返した私だったが

長生きして頑張ったおじいさんへの

思いと

最後は老衰だったのなかな

と初めて弟に問いかけた。


そしたら

長い文章が返ってきて

最後まで私の知っている

おじいさんだったんだ

頑張って強く生きたんだと知った。

知ることができてよかった。


何回か具合が悪くなり

もうダメか…と思っても

何度も復活して

元気に過ごしていたそうだ。


でも4月に胃がんが見つかり

先月手術して

術後は本当にダメかと覚悟していたけど

また復活して元気にしていたって。

本当に強いなぁと思った。


今年の春頃

2〜3回おじいさんの夢をみて

夢でも私は泣いていて

起きたら泣いていた事があった。

きっとその頃

おじいさんは癌と闘っていたんだね。

あの時会いにきてくれてたんだね。


その後も

少し弟とLINEで

おじいさんのことを思い出しながら

やり取りした。

この6年家族とは疎遠

絶縁状態で

二度と連絡を取りたくなかったけど

その気持ちも少し変わった。


落ち着いたら

お墓に行きたいと言う私に

誰も怒ってないから

墓に行ってやってよと。



私にとって

おじいさんと会えなかった時間の

おじいさんの様子を知ることが出来て

少しスッキリした日だった。


そして新聞のお悔やみ欄に

名前が載っていたおじいさん。

喪主はおばあさんでも

お母さん(長女)でもなく弟だった。

明日の午後から

葬儀だと知った。

行きたいけど

行けない…

でも何かしたい。

盛籠を送ることにした。