6/24(木)普通に出勤して
いつも通り
コロナ感染対策のための
事務所内の消毒をして
自分の席に戻った。
スマホを見ると
弟からの着信履歴と
LINEが届いた。
- - -弟
おはよー。
今朝じっちゃ亡くなったもんな、
それで電話したんだ。
火葬はまだ決まってないけど
火葬前に顔見てほしいから
来れたら来てな。
- - -
思っていたより私は冷静だった。
今まで何度か
お母さんや弟から
おじいさんの具合が良くないから
会いに来て
とLINEがあったが
返事を返したことはなかった。
6年ぶりに私は返事を返した。
- - -私
そっか
おじいさんには、世話になったし、
一回顔見たかったけど…。
もう家とは関わらないって
決めて出ていったから。
連絡ありがとう。
- - -
- - -弟
そっか。わかった、
さっき写真撮ったから送るよ。
元気でな。
- - -
おじいさんは
穏やかな表情だった。
90歳、病気をしていたけど
痩せた様子もなく
私の知っている
ガッシリしたおじいさんだった。
眠っているようだった。
とっても悲しくて
辛かったけど
私の気持ちをくんで
会いに行けない私に写真を送ってくれた
弟にありがたいと思った。
おじいさんは口数の少ない人だったが
優しくて怒ることはない大工さんだった。
私が高校生の頃
脳梗塞になり
片麻痺が残ってしまったが
それまでは
学校に迎えに来てくれたり
ご飯を食べに連れて行ってくれたり
家族旅行に連れて行ってくれたりと
私たち家族を支えてくれた。
中学校の頃は
軽トラで迎えに来るのが
恥ずかしかったけど
大人になると
育ててくれたおじいさんには
とても感謝していた。
機能不全家庭で育ったが
おじいさんからは
コントロールされたり
否定されることはなかった。
私は優しいおじいさんが好きだった。
最後のお別れにも
行かないと決めた自分だったが
この先後悔するんじゃないか?
と複雑な気持ちだった。
でももし行ったとしたら…
今まで連絡も全て無視し
介護も手伝わず
機能不全家庭が嫌で
出ていった私を
また否定したり
コントロールされるんじゃないかと
不安で怖かった。
だから
この決断で間違ってない
と何度も言い聞かせたが…。
ずーっと迷ったまま
その日は終わった。