皆さんこんにちは、うたうたい秦千香子です。

先日の名古屋と東京のライブ、来てくれた皆さんほんとに有り難うございました。
そして、ウラニーノ、一緒にできて、ほんとによかったです。ありがとう。

いろんなことを考えたライブでした。

うちらが、
どんなふうになりたいのか。
つぎはどうしていくのか。
音楽で何を伝えたいのか。
いま、だれかに、ちゃんと伝える事ができるのか。
とか。

なんだかんだいいながら、
わたしだって結局、
あたまのなかがこわばっていた。
かんがえなくちゃ、
いいや考えずにおもいきりやらなくちゃ、
だけどどこか、きっとこわかったんだと思う。


強い余震は続いていて、
昨日もまた、亡くなってしまった人もいて、
被災地にはいまなお、
津波にさらわれてしまったまま見つからない方も沢山いて。

こんなときに。

っていう言葉が、折りに触れ、
いろんなタイミングでふと頭をよぎる事もある。
日本中に、見えない幕が覆うように、
同じ言葉がふわふわと漂っている。



だけど、
こんなときだから、
自分は歌わなくちゃいかんなと、
ライブを通じてやっぱり思えた。
音楽で、元気になっていかなくちゃって。

だって、
ウラニーノを見てて、
バンドとしての強い強い力、っていうか、
結束、絆、そのパワーが元気をくれた。
ボーカルのやまぎくんの歌の力に、
ドラムのおぐらくんの強い牽引力に、
ベースのピストンがみんなを楽しませようと踊り狂う姿に、
うちはもうむねがふるえるおもいだった。

被災した仙台から東京まで、
ライブを見に来てくれた男の子がいた。
元気をもらえました、がんばりますって、言ってくれた。

お友達が被災されてどうしていいかわからなくて辛かったけど、
今日ライブみて、笑っていようと思ったって言ってくれた女性がいた。

以前ブログに書いた、絵を勉強してる女の子。
受験を終えて、約束通りライブにきてくれた。
そして、うちらに絵を描いてきてくれた。

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「サンキューフォーザミュージック」
と題された絵のなかで、
幸せそうに歌う女の子の姿に、泣きそうになって言葉にならなかった。

うちはそんなひとたちにふれるたび、
ただただ泣きそうになりながら「ありがとうございます」とばかみたいにくりかえしていた。

励まされていた。
うちのほうが。
甘えていたのだと思う。
音楽に、音楽が大好きな仲間に、お客さんに。
ごめんね。
ありがとう。

でもそれはやっぱり音楽で返していかなくちゃと、
つよくおもった。

特別なお知らせを、近々出来ると思います。
ちゃんと作ってかなくちゃ、
ちゃんと歌ってかなくちゃ、
その場所をつくっていかなくちゃ。
もらってばかり。

もっと頑張らなくちゃ。
わけてあげれるくらい溢れていないときっと伝わらない。
音楽が、気持ちが、愛情が。

もひとつ、勝負をかけようとおもいます。

いろんなひとが、いろんなことに気付かせてくれた。
精一杯やろうと思う。
ほんとうにありがとうございます。
もっともっとがんばれ、わたし。

そして、そして、みなさん、いつもほんとうにありがとう。



名古屋と東京のセットリストを書いておきます。


2011.4.7@名古屋ell.fits all

1 Home
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3 手紙

4 ひとつだけ(新曲)
5 ボクラリズム
6 片恋ライナー

7 アオイクマ



2011.4.9@下北沢CLUB Que

1 ハローグッバイ
2 ウォークメン
3 あるいていこう

4 手紙
5 サクラノート

6 ひとつだけ(新曲)
7 ボクラリズム
8 片恋ライナー

9 アオイクマ

En1. 終着駅(ウラニーノのカバー)
En2.ルージュの伝言(荒井由実カバー)←セッションバンドにて

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