デッサン、
線描、
線でえがいていくこと。
Drawing。
こないだ、めちゃくちゃ素敵な手紙をもらいました。
友人のpinsalocksを見にCLUB Queに行っていた私に、
店長の二位さんが分厚い封筒を渡した。
「なんかね、どこに送ったらいいかわからなくてうちに届いたみたいだよ。」
可愛いにゃんこの封筒に、ピンクの文字でFREENOTE様、と書いてあった。
二位さんにお礼を言ってQueをでた。
お手紙が大好きな私は、
うれしくって帰り道の電車で早速封を開けてみた。
便せん五枚にわたってびっしり書かれた手紙、
二枚の絵のカラーコピー。
街の向こうに沈んでく夕陽を見つめてる女の子の背中、その表情はわからない。
背中に、決意とか意地みたいものと、踏み出す時の不安みたいなものの、
両方が滲んで見えた気がした。
そしてもういちまい、
「Drawing」というタイトルの絵。
おびただしい数の何かの「粒」が、その色を変えながら長くのびていく。
かがやくような明るい色が、時々混じり合ってにごったり、
その線から転げ落ちたりしながら、
どこかへむかって、力強く伸びていく。
すごいなあと、息をのんだ。
FREENOTEにもDrawingっていうタイトルの曲がある。
何か関係があるのかもと、ドキドキした。
手紙をくれたKさんは難関美大の受験を控えて頑張っているおんなのこだった。
同封してくれた絵は、美術学校の卒業制作のカラーコピーだった。
夕陽の絵を描くのは決まってたものの、
もう一枚何を描くかまよっていた頃、
ずっとお世話になってた絵の先生をなくしてしまった。
感謝を伝えられないまま何もできずにいた、その時の気持ちが、
FREENOTEのDrawingって曲にリンクして、
i podが壊れそうなくらい何度も聴きながら泣いて、
先生への感謝の気持ちと自分の絵画人生を絵にしようと思ってこれを描いた、と書いてあった。
悲しい気持ちに溺れるんじゃなくて、絵にすることで、
だれかに感動をお裾分けして、幸せな気持ちになって欲しいとおもった、
アートは幸せなものでなくちゃとおもった、
っていうのを読んで、
電車の中で涙がぼとぼとこぼれた。
Drawingは、
凄く大切な友達に宛てて書いた曲だった。
だれかをなくした痛みもだれかが笑ってくれてた幸せも、
わすれたくなくて書いた。
それが、
こんなしあわせなかたちで、想いのバトンがつながっていたなんて。
あの絵の輝くつぶつぶは、あのおんなのこの背中は、
きっとKさんそのものだったのだ。
どうしようもなく悲しくてもひとりぼっちに思えても、
それでも自分が絵を描き続ける事でだれかに笑顔をあげようとして、
それこそが先生と描いた未来図の続きだと信じてる、
Kさんの気持ちがいっぱい詰まった絵だったのだ。
こんなふうに自分達の曲が大切にされているなんて、
うちらは、ほんとにしあわせです。
ほんとうにありがとう。
次の日は下北でのライブで、
さかもっさんにこの手紙を渡したら、
そっぽむいてて顔はみえなかったけど、
さかもっさんも鼻をしゅんしゅんならしながら、
うれしいねえ、ほんとすごいねえ、うれしいねえ、と言っていた。
きっと同じ気持ちだったんだろうと思う。
手紙の最後の方には、
どうやって自分の世界観を作品にしていますか?
と、書いてあった。
うまく表現出来なくて悩んでいる、と。
私なんかがそんなことに答えていいのかわからないけど、
きっと、
伝えたいことってずうっとそうなんだと思うんです。
伝えたいのに伝わらなくて人間の言葉は発達して、
それでも足りなくて絵や音楽があって、
みんなどうやって伝えたらいいかずうっと悩んでいる。
私もそうです。
でも、いつも、
伝えたいことと伝えたい人に逃げずに向き合うと、
きっと大切なものが出来ると思うんです。
どんなやりかたでもいいから、
そのとき一番大切なものをつくるっていうことが、きっと一番大事なことだとおもう。
それがきっと、外からみたら、
作る人の「世界」なんじゃないのかなあ。
私もいつも思うんです。
伝えたいことって、
言葉で説明すればするほど言い訳してるみたいにとおくなって、
でもぴったりなものがなくて、くるしい。
だけど伝えたいっていうことも、伝えようとしなくちゃ伝わらない。
だからとにかく伝えるしかない。
3ヶ月もかけて書いたと言う手紙の最後には、
いつかFREENOTEとコラボするのが夢だって書いてありました。
そのとき、恥ずかしくないように、うちらも素敵な曲を作り続けていようと思います。
いつも、
FREENOTEを大切に聴いて下さってるみなさん、
ほんとにほんとにありがとう。
これからも、がんばります。
さて、大阪ライブが近づいてます。
皆様、予約済んだ?
@心斎橋JANUS "The BRILLIANT WORLD vol.1"
SANISAI / FREENOTE / 寺前未来 O-act:赤井仁美
問い合わせ:JANUS 06-6214-7255
アコースティックも脂のってきてるので、絶対来てね!
線描、
線でえがいていくこと。
Drawing。
こないだ、めちゃくちゃ素敵な手紙をもらいました。
友人のpinsalocksを見にCLUB Queに行っていた私に、
店長の二位さんが分厚い封筒を渡した。
「なんかね、どこに送ったらいいかわからなくてうちに届いたみたいだよ。」
可愛いにゃんこの封筒に、ピンクの文字でFREENOTE様、と書いてあった。
二位さんにお礼を言ってQueをでた。
お手紙が大好きな私は、
うれしくって帰り道の電車で早速封を開けてみた。
便せん五枚にわたってびっしり書かれた手紙、
二枚の絵のカラーコピー。
街の向こうに沈んでく夕陽を見つめてる女の子の背中、その表情はわからない。
背中に、決意とか意地みたいものと、踏み出す時の不安みたいなものの、
両方が滲んで見えた気がした。
そしてもういちまい、
「Drawing」というタイトルの絵。
おびただしい数の何かの「粒」が、その色を変えながら長くのびていく。
かがやくような明るい色が、時々混じり合ってにごったり、
その線から転げ落ちたりしながら、
どこかへむかって、力強く伸びていく。
すごいなあと、息をのんだ。
FREENOTEにもDrawingっていうタイトルの曲がある。
何か関係があるのかもと、ドキドキした。
手紙をくれたKさんは難関美大の受験を控えて頑張っているおんなのこだった。
同封してくれた絵は、美術学校の卒業制作のカラーコピーだった。
夕陽の絵を描くのは決まってたものの、
もう一枚何を描くかまよっていた頃、
ずっとお世話になってた絵の先生をなくしてしまった。
感謝を伝えられないまま何もできずにいた、その時の気持ちが、
FREENOTEのDrawingって曲にリンクして、
i podが壊れそうなくらい何度も聴きながら泣いて、
先生への感謝の気持ちと自分の絵画人生を絵にしようと思ってこれを描いた、と書いてあった。
悲しい気持ちに溺れるんじゃなくて、絵にすることで、
だれかに感動をお裾分けして、幸せな気持ちになって欲しいとおもった、
アートは幸せなものでなくちゃとおもった、
っていうのを読んで、
電車の中で涙がぼとぼとこぼれた。
Drawingは、
凄く大切な友達に宛てて書いた曲だった。
だれかをなくした痛みもだれかが笑ってくれてた幸せも、
わすれたくなくて書いた。
それが、
こんなしあわせなかたちで、想いのバトンがつながっていたなんて。
あの絵の輝くつぶつぶは、あのおんなのこの背中は、
きっとKさんそのものだったのだ。
どうしようもなく悲しくてもひとりぼっちに思えても、
それでも自分が絵を描き続ける事でだれかに笑顔をあげようとして、
それこそが先生と描いた未来図の続きだと信じてる、
Kさんの気持ちがいっぱい詰まった絵だったのだ。
こんなふうに自分達の曲が大切にされているなんて、
うちらは、ほんとにしあわせです。
ほんとうにありがとう。
次の日は下北でのライブで、
さかもっさんにこの手紙を渡したら、
そっぽむいてて顔はみえなかったけど、
さかもっさんも鼻をしゅんしゅんならしながら、
うれしいねえ、ほんとすごいねえ、うれしいねえ、と言っていた。
きっと同じ気持ちだったんだろうと思う。
手紙の最後の方には、
どうやって自分の世界観を作品にしていますか?
と、書いてあった。
うまく表現出来なくて悩んでいる、と。
私なんかがそんなことに答えていいのかわからないけど、
きっと、
伝えたいことってずうっとそうなんだと思うんです。
伝えたいのに伝わらなくて人間の言葉は発達して、
それでも足りなくて絵や音楽があって、
みんなどうやって伝えたらいいかずうっと悩んでいる。
私もそうです。
でも、いつも、
伝えたいことと伝えたい人に逃げずに向き合うと、
きっと大切なものが出来ると思うんです。
どんなやりかたでもいいから、
そのとき一番大切なものをつくるっていうことが、きっと一番大事なことだとおもう。
それがきっと、外からみたら、
作る人の「世界」なんじゃないのかなあ。
私もいつも思うんです。
伝えたいことって、
言葉で説明すればするほど言い訳してるみたいにとおくなって、
でもぴったりなものがなくて、くるしい。
だけど伝えたいっていうことも、伝えようとしなくちゃ伝わらない。
だからとにかく伝えるしかない。
3ヶ月もかけて書いたと言う手紙の最後には、
いつかFREENOTEとコラボするのが夢だって書いてありました。
そのとき、恥ずかしくないように、うちらも素敵な曲を作り続けていようと思います。
いつも、
FREENOTEを大切に聴いて下さってるみなさん、
ほんとにほんとにありがとう。
これからも、がんばります。
さて、大阪ライブが近づいてます。
皆様、予約済んだ?
@心斎橋JANUS "The BRILLIANT WORLD vol.1"
SANISAI / FREENOTE / 寺前未来 O-act:赤井仁美
問い合わせ:JANUS 06-6214-7255
アコースティックも脂のってきてるので、絶対来てね!