🎺カル・マッセイ/Blues To Coltrane 

日本では殆ど名前を知られていないカル・マッセイは44歳で夭折した天才作曲家兼トランペッターで、本盤は彼が遺した唯一のリーダー作品です。ジョン・コルトレーンの"Bakai"、リー・モーガンの"These Are Soulful Days"などの楽曲提供で、作曲家としての知名度が高いカル・マッセイですが、フレディー・ウェブスター(tp)にも師事したというトランペットの技量も素晴らしい。
全曲自作曲で固めていて、Bakaiはコルトレーン版と是非聞き比べいただきたいです。
Hugh Brodie(ts)のサウンドコンセプトがコルトレーンに酷似していることも興味をそそられます。ハードバップ&モーダルなピアニズムを放つピアノ、そして何よりも、ダークなビッグトーンでメンバーを支えるジミー・ギャリソンのベースが抜群に素晴らしいの一言です。

まさに、燻銀の渋いモーダル・ハードバップ~ブラック・ジャズの隠れ名盤と言えるでしょう。

■メンバー
Cal Massey, trumpet
Julius Watkins, French horn
Patti Brown, piano
Jimmy Garrison, bass
Hugh Brodie, tenor saxophone
G..T. Hogan, drums

Recorded on January 13, 1961

■収録曲
1.ブルース・トゥ・コルトレーン
2.ホワッツ・ロング?
3.バカイ
4.ジーズ・アー・ソウルフル・デイズ
5.ファザー・アンド・サン

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