庭の塀の下側や木の枝の下側などに,ジグモの巣があります。
袋には,土の粒が付いています。巣は,土の中にも続いています。
乾燥しています。湿っていれば,土の色が濃くなります。
ジグモは,地中の巣の中で潜んでいます。
虫が袋に触れると,巣に振動が伝わり,袋の中にいるジグモは巣を上っていきます。
袋の中から,袋ごと,虫を捕まえてしまいます。破れた巣は補修します。
図鑑などでは,見えている巣の部分を草などでつつくと,虫が来たと勘違いしたジグモが上ってくるので,そこを捕まえる…などと紹介していますが,そんな上手くいくわけありません。虫が歩く振動なんて再現できません。
話は別ですが,アリジゴクの場合は,巣の底に草でつつくと,挟まれるので,アリジゴクを吊り上げることができます。
これは山椒の木の下側にあるジグモの巣です。
子どものころは,何も考えず,巣を引っ張りました。土が柔らかければ,袋が切れずに上手く取れることがありますが,土が固まっていたりすると,袋が途中で切れてしまいます。
画像の,太い袋も細い袋もみんなジグモの巣です。太い袋のほうが取りやすいと思います。中にいるジグモも大きいです。
ジグモを確実に捕まえるには,土の中の袋ごと取り出すのが一番いい方法だと思います。
子どものころと違い,ちょっと頭を使って,巣の周りを大きく,やや深く掘り,袋が宙ぶらりんになるようにします。
袋の下に膨らみがあれば,ジグモはいます。異常を感じたジグモは,巣の途中に移動していることもあります。
袋を切らないように取るようにしましょう。
アリジゴクは,草で釣ることもできますが,やはり巣ごとシャベルですくったほうが早いです。
神社の縁側下などのサラサラの土のところにいます。
アリジゴクが成虫になると,ウスバカゲロウになります。へなへな飛んでるトンボみたいなヤツです。
子どものころは,捕まえたアリジゴクのことは忘れてしまって,後で,虫ケースの中からウスバカゲロウが大発生したことがありました。
見失わないよう,プランターの中にジグモの袋を置きました。
袋から脱出しようとしているのか,取るときに袋が切れたのか,すでにジグモのお尻がのぞいています。
巣の太さから想像したジグモの大きさです。大きくてこのくらいです。
ちょっとつついてジグモを巣の外に出しました。寒いせいか,動きが鈍いです。
手のひらに乗せてみます。黄色と黒で足が長い女郎グモのような怖さはありません。
毛深くもないので,気味悪くありません。
大きさを比較するために家の中に連れてきました。ジグモの大きさは,100円玉と比べて,こんな感じです。令和2年ももうすぐ終わりますね。
少し,手のひらで遊びました。家の中が外より暖かいせいか,動き始めました。
この後,巣のあった場所に逃がしました。ジグモにとっては,巣を壊され,いい迷惑です。
うちには,たくさんジグモの巣があります。久し振りに巣を取り,ジグモと遊びました。
ジグモの捕り方