GW真っ最中ですね。
みなさんは、いろんなところにお出かけしたり、
またはゆっくりした休日をお過ごしでしょか。
私は、溜まった業務を行いつつも、久しぶりのゆっくりした休日を過ごしています。
さて、発表会が終わってもうすぐ3週間。
新たな気持ちで新しい学年でのレッスンが始まりました。
デミポワントシューズ、そしてトゥシューズをいよいよ履くことになる学年の皆さんは、
うきうきした気分でいることと思います。
また、中学1年生は、JSクラスになり、大きいお姉さんたちと一緒にレッスンすることになりました。
戸惑いながらも一生懸命レッスンに励んでいる姿を見ると、
とても新鮮な気持ちになり、私自身もそんな時期があったなあ・・としみじみ感じます。
次回の発表会は1年半後ですが、
その発表会に向けて、この1年みっちりレッスンを積み重ねていきたいと思います。
今回の発表会のレッスン中に感じたことをいろいろ書いていこうと思います。
今日は、「白鳥の湖」のレッスンの中で、感じたこと思ったことを書きます。
前回の発表会は「ドン・キホーテ」という作品の全幕に挑戦しました。
しかし、この作品は、コール・ド・バレエ(群舞の踊り)というのはメインとしてはあまりなく、自由な感じの楽しい作品でした。とはいえ、「夢の場」にはコール・ド・バレエはありました。
このときこの場面を踊ってくれたみんなが、JSクラスになって初めてお姉さんたちとともに今回の「白鳥の湖」のコール・ド・バレエを踊ってくれました。
若干の経験はあったものの、今回の「白鳥の湖」のコール・ド・バレエの大変さは、桁違いでした。
私自身も何度も「白鳥の湖」のコール・ドは踊ってきましたが、正直に言いますと、
「辛いし大変だししんどいし、なんで私がこんなのやんなきゃなんないの?」って心の中で思ったことが初めはありました。
多分、生徒さんの中の大半、いえ、皆そう思ったことでしょう。
親御さんの中には、群舞なんて大した踊りじゃないって思われてる方もおられることでしょう。
でも、それは大きな大きな間違いです。
「白鳥の湖」の醍醐味は、そのコール・ド・バレエの美しさにあります。
いくらオデットやオディール、王子が良くても、
コール・ド・バレエがまったく揃わず、音もはずした状態だとどんな舞台になるか想像できますか?
人間の視覚・脳の構造を考えてみてください。
どれだけ素晴らしいものが目の前にあっても、
そのすぐ横にそうでないものがあれば、眼も脳もその情報を拾います。
印象に残るのはさて、どちらでしょう?
名作といわれる絵は、そういうところも全て計算されているんですよ。
先日TVの番組で「奇跡の美術館 エルミタージュ~2枚のダ・ヴィンチと巨匠が遺した暗号メッセージ~」というのがありましたが、
そこで紹介されていたレンブラントの代表作《ダナエ》、マティスの傑作《赤い部屋》は、人間の視覚・脳に大きな刺激を与えることを証明されていました。
技量の良し悪しではなく、本当に素晴らしいといわれるものにはちゃんとその奥に大事なメッセージが、そして心が込められているのだと私は確信しています。
「真実を見抜く眼を持つ」ということは、たやすいことではありません。
でも、今回のコール・ド・バレエを通して、「物事の真実」って簡単に現れないもの、体感して初めてその存在の有無を知ることができたんじゃないでしょうか?
なので、
「コール・ド・バレエ」が「大した役じゃない」という見方は、残念ながら「真実を見抜けてない」ということになりますね。
どんなバレエ団も入団したときは必ずみっちり「コール・ド・バレエ」を踊らされます。
そこで「真実を見抜く眼(種)」の存在を知り、そしてその眼(種)を切磋琢磨し、より曇りなき心でその眼(発芽)を使えるようになって初めて開眼(開花)できるのです。
残念ながら、今、私たちを取り巻く社会や学校教育、人間関係の中ではなかなかこういうことを教えられ、体得できる環境は少ないです。
しかし、こういった芸術作品であったり、「コール・ド・バレエ」を踊ることで、言葉としての実感はないかもしれませんが、心に、そして魂にしっかりと刻まれると私は信じています。
10年後、20年後、もしかしたら明日かもしれませんが、生徒の皆さんの中にそれが芽吹いてくれることを心から信じています。
自分の認知を変えることからすべては始まります。
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