太陽は地球の生物にとって欠かすことのできない、ありがたい存在ですね。

 

太陽があるのは当たり前、と思いがちですが、太陽最期の日は確実にやってきます。

 

太陽は、おもに水素とヘリウムからなるガス体で、中心にある核が核融合反応をおこなうことによりエネルギーをつくり出しています。

 

核融合では水素が消費されヘリウムが生み出されてエネルギーが放出されますが、水素がなくなり核融合がおこなえなくなると太陽のエネルギーがなくなるという状態になります。

 

太陽がすべての水素を消費してエネルギーを放出しつくすまでにかかる時間は約100億年、つまり太陽の寿命は100憶年であり、太陽が誕生したのはおよそ50憶年前といわれているので、今はちょうど折り返し地点といえるのです。

 

太陽の寿命が残りわずかとなってくると、太陽の構造は中心がヘリウム、外層が水素という構造へと変わり、中心のヘリウムは質量が増えるにつれて温度が高くなり熱いヘリウムの核となります。

 

すると水素からなる太陽の外層は膨張し、太陽は大きくふくれあがり巨大な星になります。

 

そうなったとき、地球は太陽に飲み込まれてしまうといわれています。

 

太陽外層部の密度は低いので、しばらく軌道を周り続けるという説もあります。