花屋で売られている花とスーパーで売られている花とでは、かなり価格が違います
同じ花でも、スーパーのほうが安いですね。
基本的に花屋で扱う花は値段が高いです。
花屋の多くは仕入れ値の2~3倍もの価格をつけて販売しています。
その粗利益は5~7割にもなり、たとえば売値が1本100円の花なら、50~70円が花屋の利益になります。
しかし、だからといって花屋がぼろ儲けをしているかというと、そうではありません
花は、野菜や魚などのように、毎日必要な消費財ではないため、いつ売れるかわかりません。
とはいえ、仕入れの数を減らしてしまうと店頭に花がたくさん並ばなくなってしまい、花屋としての魅力に欠けてしまいます。
結局、多くが売れ残ることを覚悟のうえで多めに仕入れざるをえません。
実際、売れ残りは2~3割というのがふつうで、このぶんが販売価格に転嫁されているのです。
スーパーでは、農家から直接買い上げたり、ラッピングの手間を省くことによって価格をおさえています。
また、大きさが企画と合わなかったり、少々キズのついたもの、茎が短いものなど、贈答用には使えないけれど、家庭で飾るには問題のない花を安く仕入れて販売していたりもします