色平先生からの転送メール


福島県が、近隣各地点での放射線量を測定しています。

http://www.pref.fukushima.jp/j/sokuteichi65.pdf
http://www.pref.fukushima.jp/j/kahangata_11.pdf

これを見ると、北に24km地点の南相馬市よりも、北西約40kmの飯舘村(20-
30uSv/h)や北西約61kmの福島市(11uSv/h)の方が数値が高い。ところが西に35
k、40km程の田村市内では1.1uSv/hと遥かに低いですね。

恐らく風向きの影響だと思いますが、単純に距離で判断するのが如何に無意味か分かり
ます。

で、例えば福島市レベルの10uSv/hを戸外で24時間浴び続けると240uSv。4日ほどで1mSv
に達する量ですので、飯舘村や福島市方面の方は、屋内待避の対象外ですが、リスクを
減らすために、なるべく戸外に出ず、出る場合は濡れタオルなどの対策をしたほうが良
いでしょうね。
ただ、統計的に胎児でも影響が見られないと言われている年間50mSvには200日掛かり
ますので、いますぐどうこうという数値ではないので、冷静に対策をしてなるべく被爆
量を抑えることが大切かと思います。数日で風向きが変わって数値が下がることも十分
に考えられます。もちろん他の地域ではその逆も有りうるので、特に周辺地域の方は、
この数値の変化、風向きの変化をよく注視する必要があると思います。

こちらには、文科省のデータが出ています。
http://eq.yahoo.co.jp/

これを見ると、仙台市では昨日からでも、0.14~0.15uSv/hという数値で安定していて
、水戸や宇都宮よりも低いです。
これは、1年間戸外で浴びつつけても1.2~1.3mSvという数値で、確率的リスクを考慮に
入れても全く問題ないレベルのようですから、慌てる必要は全く無く、冷静に行動すべ
き数値であることは間違いないでしょう。

もちろんこれらは現時点での話で、今後は福島原発の状況次第ですが、現在の南相馬市
でしたら、体内被曝対策をして行動すれば、救援物資を運ぶ程度の時間での被爆を恐れ
る必要は全くないレベルだと思います。

にもかかわらず、すでに風評被害は2時被害をもたらし始めているようですね。

で、私はしっかり覚えておこうと思います。
危機を隠蔽したり、意図的に過小評価しようとした人達の事も、風評被害を起こすよう
な誇大に危機を煽るアジテーター達の事も。