私が生まれ育った地元には、
不思議なお祭りがありました。
地元では『五年祭』と呼んでおり、
文字通り五年に一度、開催されるお祭りです。
地元には男神が祀られている神社と、
女神が祀られている神社とあり、
２つのお神輿をそれぞれ担いで、
町中を練り歩きます。
神輿の後を、獅子舞が踊りながら歩き、
またその後ろを女性の踊り子たちが
続くと言った形です。
不思議なのは、
その神輿は、勝手に担ぎ手を動かして
突然走り出したり、逆走したり、
途中の家にぶつかって家を壊したりするのです。
なので、後に続く踊り子たちは、
踊っている途中でも、走って逃げたりしたもんでした
その特異性から、
近郊ではちょっと有名なお祭りで、
わざわざ宿をとって見に来る人もいたそうです。
それでも子供の頃はにわかに信じがたく、
担ぎ手たちが、口裏を合わせて、
動かしているんじゃないかと疑ってました。
でも私が最後に五年祭へ参加した、
高校2年の時、その時担ぎ手の一人だった
叔父の足が、血まみれになっているのを見て、
勝手に神輿が動くのは、本当だったんだと
妙に納得したものです。
男神を祀っている神社の土地を、
祖父が奉納した関係で、祖父はその神社の
総代長を勤めていました。
お祭りの時も、最も暴れる男神輿の前を歩く役割でした。
画素数がイマイチで分かりづらいですが、左が祖父です^ ^
普段から、町の仕事を誰に頼まれるでなくても
率先してやって、人望も厚く、陰徳をたくさん積んでいました。
今思うと地元の神様にも大変愛された人でした。
亡くなってからは、
早々に子孫の守護に回ってくれて、
私がチャネスクに通っている時期も、
色々サポートしてくれてました。
今は、実家に困りごとがあると、
祖父が助け舟を出すのに、
私を通して指示を出してきます。
今日、祖父からシグナルを受け取ったので、
実家に連絡をすると、
やはり困り事が起きていたので、
色々伝えておきました。
ちなみに、『五年祭』が
その後どうなったかと言うと、
先代の神主がお亡くなりになり、
現神主がお祭りを私物化したため、
町の協力を得られなくなり、
私が最後に参加したお祭り以来
まともに開催されてません。
地元の人間としては、大変残念な話です。
男神が祀られていた神社の御祭神は、
去年まで実家の神棚を出入りしてましたが、
先日帰った時にはいなくなってました。
恐らく天(？)に還ったのでしょう
神社には、依代になった動物霊のみ残っており、
天然サイキックの我が家族は、何となく
もう何年もその神社へはお参りに行っていません。
町の奥に滝があって、そこに力の強い
自然霊がいるので、町自体はまだ大丈夫でしょうが、
少しづつ廃れていくのかもしれません。
人口が減ってますからね
今日は、祖父のことを思い出したので
祖父の話と、祖父が深く関わったお祭りのお話でした。
本日もお付き合いくださいまして、
ありがとうございました
