易ってやつは・・・2
これは私の周易講義の生徒さんの立てた易の例題です。
彼は音楽が好きで、それも昔のポピュラーミュージックに造詣が深い。
昔アナログ盤で発売されていたものが今ではCDで再発されているのを、あれこれと購入されています。
そんな彼が、パット・ベネターのCDを探して新宿のTower Recordに行った時に立てた易がとても面白かったので、本人の許可を得て掲載させていただきます。
新宿のTower RecordにCDある
雷澤帰妹上六
無い
天地否九四
方針
雷山小過六二
易の素養のある方なら、雷澤帰妹上六を見れば、目的のCDが無いだろうことは予想がつくだろうと思います。
で、結果、易の暗示の通り、探していたパット・ベネターのCDは無かったそうです。
が、これは全く予想外だったらしいのですが、ケイト・ブッシュの買いそびれていたCDを見つけて、代わりというわけでは無いけれど、こちらを購入したそうです。
それを自宅に持ち帰ってしげしげと眺めてみて、とても驚いたそうです。
そのケイト・ブッシュのCDの一曲目に”Babooska”という曲が入っていたそうですが、これはロシア語で「おばあちゃん」という意味だそうです。
なぜこれに、これほどまでに驚いたのかというと・・・
自分で立てた易の方針・雷山小過六二には「その祖を過ぎてその妣に遇う」という言葉が書いてあるからです。
これは「小遣いをもらいにおじいちゃんに会いに来たけど、おじいちゃんには逢えなかった。でもおじいちゃんの代わりにおばあちゃんに逢えた。最初の目的は果たせなかったけど、これはこれで悪く無いね」(かなり意訳)
最初の目的のCDは無かったけど、別のものを手に入れられた。それも”Babooska(おばあちゃん)”に出会った。
全く、易ってやつは・・・