易者の矜持 | 開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ

易者の矜持

なんか、物々しいタイトルではありますが、この仕事を始めてからずっと感じていることがあるのです。

 

私の易者としての矜持(というほど崇高な気持ちな訳でも無いんですが)は、良いことも悪いことも正直にクライアントさんには話す、ということです。

 

 

実はこんな経験があります。

 

数年前、私は原宿のとある占い館に出ていました。

 

それまでは、講師として教える立場が長く、鑑定はごく身近な知人またはその紹介、程度にしかやっていませんでした。

 

 

が、私が講師をしていた会社で新しく鑑定所を開設するので、そこに出ませんか、というオファーをいただき、週に一日程度なら、ということで原宿の鑑定所に出ることになりました。

 

 

ある日、その鑑定所に若い女性二人連れのお客さんがいらっしゃいました。

 

今思えば、彼女たちはショッピングのついでに軽い気持ちで占いをやって、ちょっと盛り上がれば良い、くらいの気持ちでお立ち寄りになったのだと思います。

 

が、その時は私は思いっきり肩に力が入っていて、どんな些細なことでも真剣に鑑定して真剣にお話ししなければいけない、それがそのお客さんに対する礼儀である、な~んて思っていたんです。

 

それで彼女たちの一人を見たところ、ちょっと心配なことが見受けられましたので、それも正直に話しました。

 

すると、それまで二人で笑いながら話していたのが、急に暗い顔になって不機嫌な様子で、もういいです、と料金だけ払って出て行かれました。

 

え? なんで? 心配な事があったから話したのに、それでなんで機嫌悪くなるんだ?

 

とその時は思いましたが、今になって思い出してみると、彼女たちにしてみれば、軽い気持ちで占ってもらって話しのネタ程度になれば良いと思っていたのでしょう。

 

それが、思いがけずネガティブな話をされて気分を害されたのだと思いますが、その頃の私には、そんな心の余裕はありませんでした。

 

 

それからしばらくして、その占い館は撤退したので、私もそれからは鑑定所には出ずに、人の紹介だけで鑑定するようになりました。

 

 

今は電話占いにも時々出演していますが、紹介されて来られた方、あるいはわざわざ電話鑑定を依頼される方には、お遊び感覚で気軽に占いやってもらおう、という方はほとんどいらっしゃらいません。少なくとも、私はそういうお気軽な鑑定依頼は受けていません。

 

 

人それぞれの考え方もあるし、鑑定を依頼されるクライアントさんも様々な方がいらっしゃるので、そこは臨機応変に対応すれば良いと思うのですが、私の場合はクライアントさんには良いこと、悪いこと、全て正直に話すべきだと思っていますので、今のようなスタイルが合っているのでしょう。

 

その場限り、その時限りでクライアントさんにとって心地よいお話をして、気持ちよくお帰りいただくのも一つのスタイルだとは思うのですが、私にはそういうスタイルは向いてないようです。

 

算命や四柱推命で使う星を見ても、不器用な星が強いですから、こればかりはどうしようもないようです。