兄弟の争い(世間じゃ良くある話)
先日のご依頼は、相続に関する兄弟争いがメインのご相談でした。
もうすでにお父様は亡くなられていて、残されたお母様、そして兄、弟の二人兄弟。
どちらもそれぞれに独立して家庭を持っている、という状況。
ただし弟の方は、長い間海外暮らしをしていて、仕事も適当にやっているせいで、何かと両親に金の無心をしていたそうです。
兄(私のクライアント)は自分で会社を起こして独立していたけれど、父親が亡くなったので、実家から「戻ってきて会社を立て直してほしい」と母親や会社の幹部から懇願されて、仕方なく戻ったそうです。
そこで兄は父親の遺産の整理をして、会社をテコ入れし、さらには二次相続のことも考えてあれこれと手を打ちました。
と、ここまでは良かったのですが、この相続から数年後、弟が海外から戻ってきて、「親父の遺産があるだろう。俺にも取り分があるはずだから、それをよこせ」と言ってきました。
兄としては遺産どころか借金が多く、これからそれをどう処理しようかと色々と施作に頭を巡らしていたので、事情を全て話しました。
が、弟は、いやそんなはずはない。現時点で遺産が出せないというのなら、会社を整理して金を工面しろ、とまで言う始末。
お互いの言い分は平行線なので、では裁判で決着を付けようと言う話になって、現在係争中なんです。
と言う話を聞いて、兄弟それぞれの算命学での命式を出し、易でそれぞれの年運やら裁判運を出してお話をしたのですが、ふと思いついて、
「弟さんが今どう思ってらっしゃるか、見てみますか?」
と尋ねると、それが分かるのであれば、是非見たいとのことで、タロットカードを取り出して「本音と建て前スプレッド」で、この弟さんの気持ちを探ってみました。
すると、建前の部分(画面上)のカードを見ると、一人の男が獲物を独り占めして現場から立ち去ろうとしています。
これをこのクライアントさんの問題に当てはめて解釈すると
「兄貴の野郎、遺産を独り占めしやがって。そうは行くか!」
そして心の中(真ん中のカード)では農民と思しき男が収穫した作物を前にして首を傾げています。
「あれ、どうも俺が思っていたのと違うぞ。もしかして、本当に兄貴が言う通り、遺産なんか無いのかな?」
そして本音(下のカード)では目隠しをされて周囲を劔で囲まれて身動きがつかない人物が描かれています。
「どうしよう。あんなに強気なことを言ってしまった手前、今更引っ込みがつかないし、かと言ってこれから先、どうしたら良いのかわからない」
と言ったところでしょうか。
このカードを鑑定の場で展開してクライアントさんに説明したところ、
「これまで羽田先生の易や算命学には驚かされてきましたけど、タロットって凄いんですね。こんなにはっきり出るもんですか」
と言われました。
そして
「お陰様で、これから先の裁判にどう対処したら良いか、こちらもよくわかりました」とも。
易は易なりの言葉で色々なことを示唆してくれますし、タロットはタロットで易とは違う一面を見せてくれます。
あくまでも命占をベースにはしますが、卜占を組み合わせることで、より的確なお話が出来ることも多いですね。
それにしても「兄弟は他人の始まり」と言う諺を改めて思い出させてくれたお話でした。
