大学生の子供をどう扱えば良いのでしょう
大学生のお子さんのある、あるお母さんからのご相談は、
「うちの子(女の子)のことなのですが、大学に無事入学したまでは良かったんです。でも、今年2年生になってからバイトを始めてからというもの、家に帰ってくるのは遅くなるし勉強もあまりやってないようだし、最近は彼氏も出来たようで心配なんです。
大学生ですし、彼氏がいるのは良いのですが、もう少し将来の事も考えてくれないかな、と思っておりまして・・・」
という事でした。
それでは、という事で
親として娘にどう対処すればいいか
という占的で易を立ててみたところ、
乾為天 九五
という易が出ました。
私としては、さもありなん、と思い、このお母さんにこうお話いたしました。
「お嬢さんも、もう一人前ですね。親としてはもう何もすることは無さそうですよ。」
乾為天という易には龍が出てきます。
この龍が地面に現れてから飛び立つまでのストーリーが乾為天には描かれています。
そして九五、つまり5番目のポジションでは龍は天高く飛び上がります。
この易経の言葉を、このお母さんのお話に当てはめて考えたところ、この龍はお嬢さんを表すのでしょう。
親はいつまでも子供だと思っていても、子供はもう一人立ちしている。
天高く飛び上がった龍は、もはや親の手を離れてしまった。
となれば、親はもう、一人で飛んでいる龍(この場合はお嬢さん)を見守るしかない、ということだろうと思いました。
この私の話を聞いて納得されてお帰りになりました。
と、思ったのです。
が、その後またこのお母さんから連絡をいただき、お話を伺ったところ、
「昨日、ちゃんと一度話そうと約束したのに、帰ってきたのが午前様で、こちらも翌日の仕事もあるし、結局話合いも出来なかったんです。
やはり、ちゃんと話し合った方が良いですよね」とのこと。
先日は納得して帰られたの思ったのにな~、と思いながら改めて易を立ててみました。
全ての易を書くと煩雑になるので省略しますが、方針、つまりこのお母さんはどうしたら良いか、という占的で易を立てたところ、
雷天大壮 九三
という易が出ました。
この易には、あまりにも勢いが強すぎて自分が苦しむことになる、という意味の言葉が書かれています。
やはり易はシビアながらも的確な答えを示唆してくれます。
つまり、娘と話合いをしなくちゃ、と意気込んでいるのはお母さんだけ。
あなたの独り相撲だよ、と易に言われたのだと解釈しました。
多少、柔らかい言葉でこのことを、このお母さんにお話ししたところ、
「そうですか、やはり前回言われたことと同じなんですね」
と、今度こそ納得していただけたようです。
母親としてはいつまでも子供のことが気に掛かるのは致し方ないのでしょう。
そんな母親の気持ちを分かった上でさりげなく親離れ、子離れを示唆する易に、またまたシビれてしまいました。