新しい占術 | 開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ

新しい占術

先日の周易のグループレッスンでのこと。

 

生徒さんの一人がこんな易を持ってきて、解釈のアドバイスを求められました。

 

中筮法は自分に使えるか、という占的。

 

使える 山水蒙3

 

まだ早い 火地晋初

 

方針 風天小畜2

 

 

私が普段使っていたり、教えているのは略筮法といって、筮竹を3回捌けば易卦が得られる方法で、明治時代の易聖高島嘉右衛門が使っていた方法ですが、6回筮竹を捌いて卦を得る中筮法という方法もあります。

 

この生徒さんは勉強熱心で、色々な占術に興味があり、あれもこれもやってみたい方。

 

私の教える略筮法だけでなく、中筮法もやってみたいと思ったのでしょう。それで自分で易を立てて、自分に中筮法が使えるかどうかを問うたわけです。

 

 

で、結果は先に書いた通り。

 

識者ならば、あるいは笑ってらっしゃるかもしれませんが、私が教室でこの生徒さんにした解説は以下の通り。

 

まず「中筮法を使えるか」という問いに出た答え、山水蒙六三。

 

この卦爻は師匠から「金色夜叉」と教えられました。

 

六三は欲深い女で、金を持っている男を見るとすぐにパンツを脱ぐ。だらしないね、バカだね、お前は。と易が言うのです。

 

つまり、この生徒さんに対して、新しい占術があるとすぐに手を出そうとして、バカかお前は、と易は言っています。

 

そして「まだ早い」という占的に出た答えは火地晋初六。

 

火地晋は夜明けの象。気持ちは良いけれど実質的なものは何も無い。また、「晋すすむ」という卦の最初で、まだ進むに進めない時という解釈も出来ます。

 

火地晋=夜明けと考えれば、朝日が地平線から見えてきてキラキラ光っているのを、中筮法にあてはめてみれば、この占術がいかにも魅力的に見えるのでしょう。でも、それは気分だけ。そんなものに手を出すより、今はじっとしている方が良いんじゃないの?

 

そして方針は風天小畜九三。内卦の3陽爻は揃って上に進んでいきたいけれど、2爻はこれまで寄り道をしていた初爻を引っ張っていかなければならない。自分一人で行動できないから手間と時間がかかる。で、結局は動けない。

 

以上の3つの卦爻を総合的に判断すれば、お前にはまだ中筮法をやるだけの力は無いから、今やっている略筮法をもっとしっかりと判断できるように精進しなさい。今は中筮法に手を出すべきではない、ということでしょうか。

 

プロの占術家であれば、自家薬籠中の占術を幾つか持っていることと思いますが、皆さん、そこに到達するまでには長い時間がかかっていることでしょう。いろいろな占術を身につけるのも良いですが、まずは一つだけでも、これなら自信を持って使えるという占術を身につけた上で新しい占術に挑戦されるのが良いのではないでしょうか。