【今日のあなたへのお題 26】 ~食事フリーパス券をもって~
前回までのあらすじ。
目が覚めたら空港にいた私は
デップ船長とハタさんを
追いかけるために
トルコへ向かった。
しかし、そこで降りたはいいものの
次にどうしようか
途方にくれる。
そんなとき私は
空港を出るとき封筒を
渡してくれた人のことを
思い出し、その封筒を
あけると
中には三枚のカードが。
そのカードのうち、どれか一枚を
選べるようです。
そのカードに書いてあったことは...
① 何度でもトルコで使える
フリーバス、トレインチケット券(飲み物付き)
② いくら使えるかわからないけれど
ちゃんと使えそうな
キャッシュカード
③ どこのトルコのレストランでも
食べ放題になるフリー
レストランチケット
フリーバス、トレインチケット券(飲み物付き)
② いくら使えるかわからないけれど
ちゃんと使えそうな
キャッシュカード
③ どこのトルコのレストランでも
食べ放題になるフリー
レストランチケット
さて、私が選んだものは。。。
私は目の前のカードを
三つならべて
悩みました。
そして、色々と考えた末、
一枚を手に取りました。
そう、
それは③番の
「どこのトルコのレストランでも
食べ放題になるフリー
レストランチケット」
食べ放題になるフリー
レストランチケット」
です。
色々と考えたけれど、
まずご飯さえ食べれたら生きていける。
後はなんとかなるでしょ。
そう私は開き直りました。
そして、私は③のカードを
眺めていました。
「でも。。これでどうすれば
いいんだろう??」
そう想っていた私は
そこでたたずんでいましたが、
すると。どこにいたのか
近くでピスタチオを売っていた
おじさんが私に
話しかけてきました。
「ドウ、ピスタチオ、
オイシイヨ?」
そういっておじさんは私に
話しかけます。
私は突然のことで
びっくりしましたが、日本語で話しかけられて
少し安心しました。
このおじさん、日本語を話せるみたいです。
しかし、私はお金を持っていないので、
首を横に振ります。
でも、おじさんはにっこりと笑うと
私の手にピスタチオをくれます。
そして、そのおじさんは
手のひらを出してきました。
「モウ、ソノカードデ
オッケーデスカ?」
私はびっくりしました。
しかし、戸惑いながらも
私はしばらくして
おじさんにうなずきます。
どうもおじさんは私を
見ていたようです。
そして、
おじさんはにっこり笑うと
その残りのカードと封筒を
私から受け取ると、
そこから
カートを引いて立ち去りました。
私はしばらく唖然としておじさんが
消えていった路地をみつめていましたが、
その後すぐに「はっ」とします。
「あ!あのおじさんに
色々と聞けばよかった!!」
もしかしたら
あのおじさんはデップ船長たちの
行く先を知っているかも
しれないのです。
私はすぐにそのおじさんが
曲がった路地に入り、
追いかけました。
しかし....
その路地の先に
おじさんの姿はなかったのです。
「はぁ。。。」
私は少し後悔をしながらも、
手に持っていた
③のカードとピスタチオを
見つめてまた考えました。
すると......
「ぐぅ~。」
私は自分のおなかが鳴った
ことに気がつきます。
そういえば、昨日からほとんど
何も食べていなかったのです。
私は自分のことながらも
笑って、前を向きます。
「よし、もうまずは
ご飯を食べてそれからのことは
それから考えよう!」
ピスタチオを口に頬張ると
私はまずは近くのレストランに
入ることにしました。
地中海に面したそのお店は
目の前に海が広がっていて、店内は
バイキング形式で
たくさんの人たちがにぎわっています。
どれもこれも
おいしそうです。
とりあえず、このカードを
レストランに居る店員さんに見せました。
すると、店員さんは
笑顔で私を招き入れてくれました。
やはり、このチケットは
使えるようです。
私は自分の食べられそうなものを
適当にとると
テーブルに着き、
そして、スプーンで一口
食べてみます。
「.......おいしい。」
他のとってきたものを
口に含みますが
どれもおいしいものばかりです。
私はすごくうれしくなり
しばらくの間、
ご飯を堪能することにしました。
私はワインを口にして
そして、外を眺めます。
「あぁ、もうおなか一杯!」
結構、色々と食べてみましたが
こっちはとてもご飯がおいしいことに
気がつきました。
「トルコって世界三大料理
っていうけれど、
あながちウソじゃないなぁ。」
味付けも結構
日本人好みかもしれません。
ワインを飲み干すと、
テーブルをたちました。
しかし、さっきこのカードをみせて
店員さんは笑顔で
入れてくれましたが、
本当に果たして
使えるのでしょうか。
なんだかまた心配になってきました。
しかし、私の心配は
すぐにその次の瞬間に
なくなります。
席を立った私を見ると
店員さんは
笑いかけ、そして、
人差し指と親指を丸くして
私に見せます。
満足??
そう聞いてくれたようです。
私は笑いながらうなずくと、
その店員さんも
笑って、そして
お店の外まで見送ってくれました。
私はほっとします。
そして、その店員さんに
お礼をいって手を振りました。
その店員さんも手を振りながら
私を見送ってくれました。
もう元気も一杯です!
さっきまで不安だった心が
なんだか急に晴れました。
じゃあ、早速
デップ船長とハタさんを
探しますか!
.....とはいったものの、
どこにむかったらいいのかも
わかりません。
とりあえず、私は
目の前を見ました。
するとそこには港があります。
その港の周りにはたくさんの車が
走っています。
そして、駅も近くにあります。
私は考えました。
すると、その港で座っていた
おじさんが私を見つけると
近づいてきました。
私は「あ!!」
っと声を上げました。
そうです。
さっきのピスタチオを売っていた
おじさんです。
私はそのおじさんが笑いながら
近づくのを見て
少し安心します。
そして、おじさんは
胸のジャケットに手をいれました。
私は。。。
わかりました。
あぁ、つぎにこのおじさんが
することが。
私はにやりと笑うと
おじさんは
その私をみて同じように
にやりとわらい
ジャケットから手を
差し出しました。
そこには....
三枚のカードがありました。
あぁ、やはりです。笑
私はもう笑うしかありません。
おじさんも手を振りながら
言います。
「アハハハ~!
サァ、ドレニシマス?」
私はそういって
カードの内容を見つめます。
そのカードの内容は....
① 船を貸すが、ペダル式。
(形状はスワン)
② 車を貸すが、ぜんまい式。
③ 電車に乗れるが、無賃乗車。
.......おぃ!!(怒)
おじさんは笑ってます。
まぁ、そうですよね。
これからはやっぱり
エコの時代ですものね。
エコらしく行かないと
ダメですかね。
.....絶対コレ、デップ船長の
いやがらせです(-_-メ
(会ったら憶えてなさい。)
さぁ、みんな、
私、
どれにしたらいぃ?(ノ_-。)笑
(皆さんの一番多い選択に
すすみます。)




