電車の中、窓からこぼれる夕日が
なんだかとても優しかった。
オレンジとみかんを
ミキサーでかき混ぜたような
夕日が沈むときの色が大好きで、
何度となく見つめてきたはずの夕日に
変わらずに心が温かな色で
包まれてゆくのを感じるんだ。
人生を愛おしく思うには、
きっと時間が必要。
それは駆け足で過ごす毎日だけじゃなく、
時にはぼんやりと夕日を眺めることを
惜しまないような、
そんな時間。
そんなとき電車に揺られてみるのは
忘れかけてた何かを
ふと思いださせてくれること
だってあるから。
あなたは今、あなたの時間を
過ごしていますか。
僕は今、こんな僕の時間を
重ねているよ。