ハタ家のコモノ~モンゴルからの編~ | ハタタケル 1日1回幸せブログ[ハタぶろぐ]

ハタ家のコモノ~モンゴルからの編~



「なぁ、最近さ、
ちょと寒くない?」
 
『いや、しかし
モンゴルに比べたら某は。』 
 
「いやいや、
日本の寒さをなめてちゃ
いかんよ、キミ。
いくらキミがらくだだからって
僕はそうは思わないな。」
 
『拙者が思うに
馬殿は最近、修行が
足りないのではないかと
感じるのだが。』
 
「あ、そういえば、最近
山とか走ってないなー
こっちにあるのは
東京砂漠だけだもんな。」
 
『いや、拙者は砂漠が
いいでござるが、
東京には砂漠などござらんよ。』
 
「キミ、甘いね。
東京砂漠っていうのは、日本の
歌にも出てくるぐらい有名なんだよ?」
 
『わ、我輩は是非
その東京砂漠にいってみたいで
ござる。馬殿、連れてって
下さらぬか。』
 
「いや、その前にこの小さいゲル
どうにかしようよ。うちらこれじゃ
入らんよ。」
 
『いいでないか、馬殿。
元々、ゲルになど
モンゴルでも拙者たちは
入っておらなかったのだからな。
それよりもその東京砂漠とやらに...』
 
ラクダくん、ところでキミ
なんでそんな時代劇風の言葉を
さっきからしゃべってるのさ。流り?」
 
『む、これは日本という国に来た
からには、我輩もその国の
言葉を変えないとと思って
おるのでござる。
ささ、それよりも東京さ...』

「あ、そういえば、
大阪ではアメのことを
アメちゃんというらしいで。」
 
『それは誠か。じゃあ、
我輩、これから全てに
ちゃんをつけるでござる。
ところで、馬ちゃん
東京砂ば...』
 
「あ、そういえば、
東京の人はおみやげに大体
東京バナナっていうものを買うらしいよ。」
 
『ほ~それはしらなかった
でござるちゃん。
では、次からモンゴルに
帰るときは是非買って帰るで
ござるちゃん。
で、馬殿そのとうきょ...』 

「あ!そういえば...」

 
 
今日もモンゴルの子たちは
元気に夢を語ってくれていました得意げ