東海の雄。 愛鷹山の鋸岳へ、トレーニングに行ってきました。

正直前回割石峠から須津川を降った時は、簡単だったので、今回は鋸岳へアプローチとして利用したのですが、荒れ方が進み厳しいトレーニングになってしまいました。

▼スタートは、大棚ノ滝駐車場からです。山ノ神や、大岳登山路、第一展望台登山路を分け、林道終点から、堰堤の乗越など沢中や、崩壊せず残っていた登山路で野猿沢出合まで一気に歩きます。

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 F1,F2が、登攀対象。

 野猿沢出合には、この大石(高さ20m)が有ります。

渡渉を繰り返しながら、崩壊した登山路を拾いながら歩きます。

この癒しの森が最高です。

苔玉に癒されます。

遭対碑のケルンが見えるとそこが鋸沢出合。ルンゼに行くにはここを入ります。

今回は、ルンゼは対象外で割石沢を目指します。

 川の浸食が???

道標が所々に設置されていますが、路の崩壊が進み荒れた谷になっているので、しっかりルートを見定めないとアルバイトがきつくなります。

小滝の巻きなど、結構煩い。

ここからが、本番。

割石沢下部です。

小滝が連続します。

結構手強く、残置ロープを使いたくなりますが、ロープ支点がグラグラしているので、ロープに体重を掛けるのは危険です。前回降りで使った時には、鉄梯子など残置が有って楽に降れたのですが、今回は鉄梯子は、見当たらず、ガレた浮石だらけのルンゼで緊張させられました。

上部はガレの堆積でズルズル状態で中々身体が上がらず、体力を消耗させられました。

割石峠が見えた時は、ホッとしました。

峠は狭く、そのまま蓬莱山へ向かいます。蓬莱山から鋸岳縦走路に入ります。

この鋸岳縦走路ですが、半世紀前より大分歩き易くなっていました。

しかし、こういう所も在ります。

縦走路の難所は、鋸岳より、鋸岳~位牌岳間の方が、厳しいく感じられました。

草津付等が剥がれたり、稜線自体の崩壊等で山が荒れた為なのかもしれません。

でも、この険しい縦走路の中にも癒しの空間は在りました。

花の部分を拡大

癒されますね。

癒し後は、黙々と山頂を目指します。

 

ここを訪れたのは半世紀ぶりです。大分明るくなっていました。

ここからは、険しい所は無く、気楽に森を愛でながら歩くことができます。

 

新緑の森は好いですね。

袴腰岳を過ぎた先で仲間と合流し、最後のピークへ。

富士山は見えなかったけど、歩いてきたコースが俯瞰出来て満足です。

中央のV字に切れ込んだ所が割石峠でここから右の稜線を歩いて来ました。

仲間と合流後、登山道整備の見学。

須津川から、第一展望台への登山路にコースサインのテープや、赤布及び、補助用のロープ等の設置を仲間の方々が行なってくれました。(私はズル?)

 

第一展望台へのコースは愛鷹山のなかでも歩き易いコースでお勧めです。今回の整備で更に歩き易くなっています。途中、沢の横断箇所周辺も整備したので迷い難くなりました。

今回私が歩いた須津川割石沢コースはお勧めできませんが、この第一展望台コースは初心者の方にもお勧めで、愛鷹山や、位牌岳へのアプローチに活用する事ができるコースです。

仲間というより先輩に感謝!!!!

 

※ この日の踏破路

参考図です。小滝の巻きなどで、行動時間は意外と長いです。

参考移動時間:大棚ノ棚駐車場~割石峠 4:30hr  割石峠~位牌岳 1:30hr

 

 

 

 

データ:2022年6月4日  静岡県東部 愛鷹山: 位牌岳周回(須津川から)

耿-Hata