夜学通い社会人だった頃の仕事場周辺にいる
それは東京タワーの足元にあるビルのレコスタだった
でもその当時の建物は消えていて
代わりに、窓がひとつもない 打ちっぱなしコンクリートで出来た、箱のような建物が建っていた
出入口とおぼしきドアを開けるのに不思議な形状の鍵が必要だが それの居場所が不明だ
在りし日の面影が欠片も無いその場所で、私はただ立っていた
目が覚めた
雨の夜の渋谷 某ライブハウス
私はバンドさんへの差し入れを小分けにしている
でもライブはとうに終了していて、バンドさんの殆どはいない
雨のせいかかなり寒く、
震えながら1人よくわからない作業をしていた
外は渋谷とは思えないほど暗く、雨足の強いなか 身体がずぶ濡れになりながら
タクシーを探していた
目が覚めた
茜色の空を、地上二十階あたりの住まいから眺めている
脇ではテレビが緊急特番を流し続けている
テレビ特有のヘルツの電波が、ピーンと耳の後ろを通過している
賑やかというか騒然というか…ニュースはその茜色の空について語っている
そう、あの茜色は朝焼けでも夕焼けでもない
人類の生命を脅かす なにか人為的なものが引き起こした脅威の色なんだ
でももう手のつけようが無い
仕方ない
呆然と眺めているしかない
茜色の地平線とそこから高く拡がる茜色の空は まるで泣いているようにうるんでいた
私は「かわいそうに」と呟いた
目が覚めた
完全覚醒
それは東京タワーの足元にあるビルのレコスタだった
でもその当時の建物は消えていて
代わりに、窓がひとつもない 打ちっぱなしコンクリートで出来た、箱のような建物が建っていた
出入口とおぼしきドアを開けるのに不思議な形状の鍵が必要だが それの居場所が不明だ
在りし日の面影が欠片も無いその場所で、私はただ立っていた
目が覚めた
雨の夜の渋谷 某ライブハウス
私はバンドさんへの差し入れを小分けにしている
でもライブはとうに終了していて、バンドさんの殆どはいない
雨のせいかかなり寒く、
震えながら1人よくわからない作業をしていた
外は渋谷とは思えないほど暗く、雨足の強いなか 身体がずぶ濡れになりながら
タクシーを探していた
目が覚めた
茜色の空を、地上二十階あたりの住まいから眺めている
脇ではテレビが緊急特番を流し続けている
テレビ特有のヘルツの電波が、ピーンと耳の後ろを通過している
賑やかというか騒然というか…ニュースはその茜色の空について語っている
そう、あの茜色は朝焼けでも夕焼けでもない
人類の生命を脅かす なにか人為的なものが引き起こした脅威の色なんだ
でももう手のつけようが無い
仕方ない
呆然と眺めているしかない
茜色の地平線とそこから高く拡がる茜色の空は まるで泣いているようにうるんでいた
私は「かわいそうに」と呟いた
目が覚めた
完全覚醒