小説3冊
「黄色い家」 川上未映子
「帝国妖人伝」 伊吹亜門
「歌われなかった海賊へ」 逢坂冬馬
エッセイ1冊
「神様に応援される人になる」
乙女の本棚シリーズ
「高瀬舟」 森鴎外
高瀬舟は高校生の時に読んだのだけど
当時読んでいたどんなミステリーより怖かったです
文章がとても美しく
丁寧に書かれているので
研ぎ澄まされたような心情が淡々と伝わってきます
乙女の本棚シリーズは
文章は原作そのままに
イラストが描かれています
絵本になった「高瀬舟」
これほどシュールなものはないです
さてさて
話は変わって
2020年に読んだ「国宝」 吉田修一
ですが
映画化されるんですね
主役の喜久雄は吉沢亮さん
これは期待できそうです
アップに耐えられる美しい俳優さんです
目を伏せた時に落ちる睫の影とか
大きな瞳からこぼれる涙とか
これほどしっくりくるキャストはないと思えるくらいです
任侠でありながら歌舞伎の女形を極めるのですからね
楽しみでしかありません
読んだのは4年も前ですが
いまだにストーリーも登場人物もしっかりと覚えています
1年に数十冊の本を読んでいますが
何年経っても心に残る本はそれほど多くありません
タイトルは「国宝」ですが
私にとっては国宝級の読書体験でした
2020年に読んでます