AGFを出て
鈴鹿市内でランチ後
伊勢型紙の体験プログラムに参加しました
伊勢型紙は親戚の叔父さんが流通の会社に勤めていて
子どもの頃からなじみがありました
手ぬぐいとか風呂敷とか
家にもありました
なので
一度やってみたかったの~
鈴鹿市伝統産業会館です
講師の先生のお話しを聞きます
この方は伊勢型紙の職人さんではなく
時代衣装や昔の生活様式専門の学芸員さんです
伊勢型紙は
通産省の伝統的工芸品の指定を受けています
おもしろいのは「道具」として登録されていること
これだけでは商品にならないからです
この型紙から生地に染色をして
反物になって初めて商品になります
江戸小紋・京小紋・加賀小紋なども
伊勢型紙を使用しているものもあるそうです
基本 小紋ですね
細かい柄を切って一枚の型紙にして
それを連続させて長い反物にするのですが
着物になった時に柄が途切れたり 合わなかったりしないように
細かく造りこみます
もうね
情報量が多くて
インプットはするものの
全部をアウトプットすることができません
さっそく体験です
柿渋で染められたしおりに描かれたデザインを
工芸カッターで切り取っていきます
デザインは7種類くらいあったかな
私は桔梗を選びました
が!これは難易度が一番高かったらしい
15分くらいしかないですから
結構雑になってしまってますが
なんとか完成
カッターの刃を垂直にしないといけないんだけど
どうしても寝かせてしまって
表と裏で切口の大きさが違ってしまいました
でもすっごい集中した~
写真撮られてることも気が付かず(笑)
めっちゃ楽しい
もっとやりたくなったよ~
しおり作成後 館内の見学です
技法は4種類あって
職人さんはそれぞれの技法だけ専門にやるので
ミックスはないです
(あったら偽物だそうです)
縞彫・引彫
突彫
道具彫
錐彫
それぞれ特徴があって
高度な技術を要するので
今は職人さんの人数も少なくなっているそうです
反物や武士の裃に使われていたそうです
徳川吉宗の時代
質素倹約が推進されたので
パッと見ると無地に見えるんだけど
良く見ると細かい模様があるデザインが流行したそうです
現代では型紙だけの観賞用の商品もあります
ハンズにキットが売ってるらしいので
それほど難しくなさそうなのをやってみようかな
柿渋が塗られているので
防水になってて
このままステンシルとして使えるそうです