高校生の時に付き合っていた人から
誕生日プレゼントをもらったんだけど
それ今も持ってます(笑)
いやいやいや
あまりにも日常に紛れ込んでて
誕プレだったことも
その人のことも忘れてたんだけど
なんか 今日は思い出しちゃった
高校生なのに
すごく気前の良い人で
(後で聞いたら そのためにこっそりバイトしてたんだって)
付き合って初めての誕生日に
一度に3つもくれて
別々のリボンと包装にびっくりしたのを覚えてる
ひとつは壁に付けて遊ぶちっちゃいバスケットゴールと柔らかいボール
自分の部屋にかけて すっごい遊んだよ
勉強の合間とか電話しながらとか
ボールがボロボロになるまで遊んだよw
もうひとつはチャップリンのオルゴール
オルゴールのガラス越しにチャップリンの人形が
鉄棒をするの
曲はライムライト
ライムライトは
当時 私たちの好きな映画だったから
今より映画館がたくさんあった頃
小さな劇場で白黒のリバイバルをふたりで観た
オルゴールはとうの昔に壊れちゃって
鉄棒を回ってた人形だけが今もある
初老の道化師の役
切なかったなぁ・・
17歳の私たちには
遠い世界の物語だったけど
いつまでも記憶に残る映画です
3つ目のプレゼントは
これ
木製のボックス
もう傷だらけだね~
日常に使うアクセサリーを入れてて
たまに全部出して 磨いたりしてるんだけど
傷を埋めて
色のせて
もう少し綺麗にしようかな
もう会うこともない人だけど
まさか 私がまだこのプレゼントを大切に持ってるなんて
想像もしてないだろうね
ていうか
教えられないわ
怖いよね
で
何が言いたいかというと
断捨離っていうけど
どれだけ古くても
使っている間は捨てられないのよ
かといって
これに変わる新しいものを買うという気にもならない
ずっと一緒にいるこんなものたちが
私の心を豊かにしてくれているのは事実
そこに
ほのかな思い出なんかがあったら
私の人生 それほど悪くない
なんて思える
というお話でした