本日の雑感(着付け・マナー・文化で販促だって) | はすのやにっき

本日の雑感(着付け・マナー・文化で販促だって)

「着物着るの簡単だから、みんな着ようぜっ♪」

めちゃくちゃ簡単というよりも、こんな感じでしょうか。


■イメージより、はるかに難しくない
■着ているうちに、どんどん慣れてもいく
■難しいと思うほど難しくなってしまいがち


また、自動車免許に例えればこんな感じ?


F1レーサーになるために自動車学校や教習所に通うのか、

自分で車やバイクが運転できるようになるためなのか。

商業トラックや、公共交通機関のドライバーをするためなのか。


動機や目的とそれに沿った行動は、案外大切な気がしています。


もっとも、着物着用免許義務付けという制度はありませんので、

無免許着用でも取り締まられない気楽さが差異と言えますが。


ともあれ、基本的に厄介ではない着物ですが、慣れなかったり

ややこしく感じる部分にも面白みを見つけられるところも、実に

楽しい世界だと思っています。Yeah!




さて、以下は興味のある方のみってことで。
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呉服小売市場/2013年は1.7%増の3010億円 | 流通ニュース


流通というか、業界内では当たり前のことでも、一般消費者の皆さんが

ご存知ないであろう要素って、多いと思うのですよね。

以前、僕はすべての着物小売事業者に着付け教室というか、「着物の

着方を教えてくれる」機能を標準装備すれば良い旨を書いたことがあり

ますが、これは販促という重要かつ短絡的な発想というよりも、家庭や

社会が担うことの極めて少なくなった部分を、「自分が知っていることを

次につなげる」程度の熱量で行うようになればという考え方からです。

本来、着物の着方は何か月も何年も時間を要するようなものと思えない

わけです。

かえって時間をかけることは、「きちんと綺麗でなければ着物は着られな

い」といった、大きな足かせをかけてしまいかねない危険性も秘めている
んじゃないかな~などと、着物「着用」人口の伸び率をイメージしながら、
感じたり考えたりしています。

技術の習得と活用は並行して進めなければ、「社会において当然誰もが
当たり前に着ることができた着物」は、遠ざかる一方であるようにも思え
ます。「着ないと忘れる」、シンプルにいうとそんなところですが。


以下にリンク先の一部を抜粋させていただいていますが、経済情報の中
では淡々と状況が述べられているのみ。否定も肯定も特段無しです。

ついでに言えば、着付けを習うということの意味合いや内容になんて一切
触れていません。その背景にも。経済ニュースって、まあこんなところ。

でも、ネットを通じて、ここに書かれてあるような情報が一般常識化してい
く可能性って、これから無いとは思えないんですよね…。

誰もが情報を収集・発信する時代。

色々と考えます。

――――――――――――引用ここから――――――――――――

着付けをきっかけに呉服販売を行なう手法は定着しており、
従来の着付け教室専門業者だけでなく、大手専門店チェーンや
一般呉服店でも着付け教室を販促に利用する店舗が増えた。

着物への興味を促すために、和のマナー教室や和文化のお稽古
事で集客し、着付け教室へと誘客、販売というスタイルも見られる。

――――――――――――引用ここまで――――――――――――



絶対とか、でなければならないって、なるべく背負わないように発信したいけども

「着物の人が増えますように。」